アフリカ発のメタバース「Africarare」が全世界に向け発表

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アフリカ初のメタバースであるAfricarare(アフリカレア)は世界に提供され、アフリカの創造性を解放してアフリカと世界のデジタル経済をつなぐ準備を整えています。

ヨハネスブルグで最近開催されたイベントでは、創造性、暗号通貨、商業を結びつける仮想世界、Ubuntuland(ウブントゥランド)を舞台とした、3Dバーチャルリアリティー体験の商業化計画が発表されました。

仮想の土地は、個人売買または公共のNFTマーケットプレイスを通じて購入・開発できるようになります。

アフリカ最大の多国籍モバイル通信であるMTN社は、すでに12×12の村(144区画の仮想不動産)を確保し、この世界に参入しています。

MTNグループ役員のBernice Samuels氏は、「大陸の企業がメタバース市場の参入をリードしていることは、私たちとって大変嬉しい第一歩です。」と述べています。

さらに、オーストリアに拠点を置くWorld Data Lab(WDL)は、ウブントゥランドに6×6の村を取得し、そこで存在感を高め、他の主要組織と連携していく予定です。

WDLは、データサイエンスの開発、消費者動向研究機関の開設、メタバースでの市場統計と分析ボードの提供など、仮想世界でのイニシアチブを獲得し、アフリカ人の生活の質の向上と認知度向上に活用することを計画しています。

土地所有者は、ショップの開設、資源の生産、バーチャルサービスのレンタル、ゲームやその他のアプリケーションの開発など、3Dの土地をかなりの自由度を持ってカスタマイズすることが可能です。

指定されたスペースは、最先端の会議室、コンサートステージ、映画スペース、学習センター、その他のインタラクティブな環境など、仕事、遊び、社会体験の場として活用することで地域社会に貢献することが可能です。

さらに、ステーキング、DAO(分散型自律組織)、ブロックチェーンによるプレイ・トゥ・アーンのゲームの開設など、今後も様々な展開が予定されています。

世界的に有名な南アフリカのアーティスト、Norman Catherineはメタバース用のユニークなアバターコレクションを開発し、今年後半にはNFTとして購入できるようにする予定です。

風変わりな「ノルムンダ族」の作品は、世界中のギャラリーで記録的な高価格となったアーティストの署名をベースにしています。

さらに、アフリカレアと南アフリカのスーパースター、Boitumelo Thuloとのエキサイティングなコラボレーションが発表されました。

Boityの名で知られ、テレビタレント、ラッパー、女優、実業家、モデルとして高い評価を得ている彼女は、1万体のアバターからなるBoityトライブを立ち上げる予定です。

これらのNFTは間もなくファンに提供され、現在既にBoity村が開発され、バーチャル・コンサートの計画も進行中です。

ウブントゥランドでの通貨は、イーサリアムのブロックチェーン上に構築された$UBUNTUトークンで、今年後半から利用可能になる予定です。

ウブントゥランド内の区画や村の購入、開発、売却、レンタル、デジタル商品やサービスのインワールドでの購入など、アフリカレア内のあらゆるものが$UBUNTUトークンを使って売買・取引することが可能です。

アフリカレア・マーケットプレイスでは、クリエイターや開発者が、土地やアバター、アバターの追加など、ウブントゥランドで利用できる商品やサービスなどのインワールド・アセットを作成・取引することが可能です。

このマーケットプレイスは、以下の4つの主要な分野に焦点を当てています。

  • アート
  • ウブントゥランド
  • アバター&スキン
  • デジタルサービス

また、ユーザーは、Openseaなどのセカンダリープラットフォームでの取引も可能になる予定です。

「アフリカレアはアフリカの建設と高揚に注力しています」と、アフリカレアの共同創業者兼CEOのマイク氏は述べています。

「私たちのメタバースは、アフリカを世界経済の活況の場につなぎ、成長を促し、デジタルデザイナー、クリエイター、建築家など複数の新しい雇用を創出します」と説明しました。

「アフリカが私たちの故郷であることはもちろんですが、私たちはアフリカ大陸の将来について非常に強気であるため、このような取り組みを行っています」と、アフリカレアの共同設立者であるシェイン氏は述べました。

「アフリカレアは協力的なパートナーシップの上に成り立っているため、商業的価値は無限大なのです。」

ブロックチェーンやプラットフォームの違いを問わず、幅広く利用することができるメタバースがアフリカから発表されました。

創業者はこのプロジェクトとアフリカの発展を結びつけたい狙いです。

確かにメタバースは仮想の世界であるため、物質的な豊かさとは異なる領域の話です。

メタバースの発展は、産業革命以来続く南北問題すら解決し得る可能性を秘めているのかもしれません。

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