イタリアの高級ブランドであるブルガリは、アジア最大のメタバースプラットフォーム、ZEPETOに専用のバーチャルワールドを開設します。
ブルガリ(BVLGARI)
1884年にローマで創業したBVLGARIは、138年の伝統を持つイタリアのラグジュアリーブランドです。
モダンで大胆なデザインと精巧なクラフトマンシップで、世界的な名声と人気を博しています。
バーチャルワールドは2022年8月31日から運営され、中国のホテルで開催されているポップアップストア、「BVLGARI SUNSET IN JEJU」と連携しながら、訪問者にオンラインとオフラインの両方で刺激的な体験を提供します。
BVLGARI ZEPETO Worldの中に、ポップアップストアとカフェを仮想的に作り、訪問者は実際の場所に行かなくてもそこでの体験を楽しむことができます。
BVLGARI ZEPETO Worldでは、ゴールドとアプリコットの色合いを持つ暖かい夏の空をイメージしたデザインが特徴的な「2022 BVLGARI Resort Collection」を展示しています。
一方でブランドのアイデンティティを象徴する「BVLGARI SUNSET IN JEJU」では、コレクションだけでなく、デザートやドリンクを楽しむことができます。
バーチャルワールドではユーザーを楽しませる更なる要素が追加されています。
例えばクエストをクリアすると、BVLGARI Resort Collectionやシグネチャーアクセサリーなどがもらえ、自分のアバターに着せることができるという要素があります。
ユーザーは自分のアバターにB.zero1、Divas’ Dream、Serpentiコレクションの象徴的なアイテムを着せて、仮想世界でもブランドを体感することができます。
また、8月31日にはブランドのグローバルアンバサダーであるBLACKPINKのリサがバーチャルライブイベントを開催しており、大きな注目を集めています。
彼女のアバターやセルフィーが、バーチャルなBVLGARIの世界でファンを魅了し、様々なインタラクティブな体験が提供されました。
Naver Zが運営するメタバースプラットフォーム「ZEPETO」は、2018年8月のサービス開始以来、全世界で3億2千万人を超えるユーザーを抱えています。
ユーザーの8割が10代であることから、メタバース時代におけるグローバルなZ世代の人気の遊び場として、その地位を確固たるものにしているプラットフォームです。
ハイブランドがメタバースやNFTといった最新の領域に続々と進出してきています。
GUCCIが一部で仮想通貨での支払いを導入したニュースは記憶に新しいですし、本サイトでもTiffanyのNFTのニュースについて取り上げました。
歴史あるハイブランドがその価値を認めているという証拠に他ならないでしょう。
最近は仮想通貨の低迷等で逆境の中にある業界ですが、いずれ来る新しい時代では、メタバースの中で使う仮想のハイブランドアイテムすら大人気になっているかもしれません。
NFT等の価格を見ると、むしろデジタルのアイテムの方が高価格になったりするんじゃないか、と考えてしまいますね。