カタルーニャはメタバースによるデジタル経済圏「Cataverse」の構築を目指す
スペイン北東部に位置する歴史的な土地カタルーニャは、同州をデジタル意識の高い場所へと推進するために、独自のメタバースを構築しています。
カタルーニャ州政府はかなり以前からこの構想に取り組んできました。
カタルーニャ州イノベーション局長ダニエル・マクロは、過去2年間のCOVID-19の大流行が、主要経済の一部であるデジタル経済の考えを伝播する上で本当に役立ったと述べています。
ダニエル・マクロは2014年に、当時スマートカタルーニャ政府戦略のディレクターとして起用され、カタルーニャのキーパーソンとなりました。
ブロックチェーン技術やメタバースの登場により、物理的な世界からインスピレーションを得た完全なデジタル経済の実現に向けて取り組んでいます。
欧州ブロックチェーン大会は、世界のブロックチェーン・コミュニティに情報を与え、教育し、つなぐことを使命として、2018年にバルセロナで誕生しました。
それから4年、6回の大規模なイベントを経て、European Blockchain Conventionは、毎年何千人もの世界の聡明な人々が集まり、ブロックチェーン技術が将来果たす役割について話し合う場となっています。
ダニエル・マクロは、政府が「Cataverse」と呼ばれるカタルーニャのメタバースの構築に向けて取り組んでいることを明らかにしました。
「Cataverseは、カタルーニャ語やカタルーニャの文化にリンクさせる予定です。このメタバースで実現したいのは、文化のために活動しているカタルーニャの団体がメタバースの中で活動できるようにすることです。」
カタルーニャの革新担当大臣は、バルセロナをデジタルハブにするという政府の計画について、さらに詳しく説明しました。
「政府は若者の才能を育成するために、いくつかの政策や大学のプログラムを承認しました。我々は、大学から才能を生み出すための非常に強力な政策を持っていますが、様々なプロファイルを必要とするので、ブートキャンプや他の活動のようなスキリングプログラムも多く行っています」
彼は、政府が新しい才能を育成し、フレンドリーな労働環境でより多くのビジネスを誘致しようとしていることを付け加えました。
また、バルセロナで観光客が交流できるブロックチェーン・プロジェクトについて、個人のヘルスケアに焦点を当てたプロジェクトや、公共交通機関をベースにしたいくつかのプロジェクトの例を挙げました。