
DressX(ドレスエックス)って、どんなプロジェクトなの?
提供しているサービスや始め方を教えてほしい!
今回はこのような疑問を解決します!
- DressX(ドレスエックス)のプロジェクトの概要
- DressX(ドレスエックス)が提供しているサービス内容
- DressX(ドレスエックス)のスマホアプリの始め方
この記事では、デジタルファッションで注目を集めるDressX(ドレスエックス)について紹介します。
同プロジェクトの強みや提供サービス、実際にスマホアプリの始め方も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
デジタルファッションの最先端を行く「DressX(ドレスエックス)」とは?

「そもそもDressX(ドレスエックス)って何?」という方も多いでしょう。
ここでは、DressX(ドレスエックス)の概要や掲げているビジョンについて紹介します。
デジタルファッションを展開するプロジェクト
DressX(ドレスエックス)は、2020年にロサンゼルスを拠点にスタートしたファッションストアです。
デジタルオンリーのファッションアイテムを提供しており、シャツやコート、小物を幅広く取り扱っています。
ゲームやSNSなど、デジタル空間で身につけられるファッションアイテムのこと。
デジタル上でも、リアルと遜色のないファッションを体験できるのが特徴です。
AR技術の活用により、ファッションアイテムの試着ができるのがDressX(ドレスエックス)の強みです。
ファッションアイテムは、SNSやビデオ電話上などのシーンでリアルタイムに着脱できます。
また、提供アイテムのファッション性の高さから、大手ファッションブランドからの注目を集めています。
従来のファッションの課題解消がビジョン
DressX(ドレスエックス)の大きなビジョンは、従来のファッションの課題解消です。
現在は世界的に衣類の大量生産が進み、その廃棄量や生産にかかる環境負荷が問題となっています。

もっと身近に感じられるように、服1着あたりにかかる環境負荷を表すと以下のとおりです。
- 製造プロセスでのCO2排出量:500mlペットボトルが約255本製造分
- 原料の栽培に必要な水量:浴槽の11杯分
普段身についている衣類が、いかに環境に負荷を与えていることがわかりますね。
DressX(ドレスエックス)はこうした課題を、デジタルファッションの提供による解消を目指しています。
従来のファッションの数%をデジタルファッションに置き換えるだけでも、環境に対して以下のようなメリットがあります。
- CO2排出量の大幅な抑制が期待できる
- 原材料の栽培が不要となるため、水の消費が必要ない
- 土壌汚染の解消、石油消費量の抑制につながる
DressX(ドレスエックス)が提供するサービス

DressX(ドレスエックス)は主に、以下の3つのサービスを提供しています。
- デジタルファッション
- NFTファッションアイテム
- 大手企業と提携したスクールの開催
デジタルファッションアイテム

DressX(ドレスエックス)の強みが、デジタルファッションアイテムです。
シャツ・スポーツウェア・アクセサリーなど、20種類以上のファッションアイテムを展開。
100以上の提携デザイナーが、個性的なファッションアイテムを出品しています。
デジタルファッションを利用する流れは、以下のとおりです。
- 着たい衣類を選択して、サイト上で購入
- 自身の全身写真をサイト上にアップロード
- 24時間以内に、衣類を着用した自身の写真が送られてくる
デジタルアイテムは、米ドルやユーロといった法定通貨での決済に対応。
日本円には対応していませんが、Apple Payやクレジットカードからアイテム購入が可能です。
NFTファッションアイテム

DressX(ドレスエックス)では、通常のアイテムの他にも、NFTファッションアイテムを展開。
NFTファッションアイテムは、独自のNFTマーケットプレイスとなる「NFT DressX」にて売買できます。
改ざん・複製が困難な、価値交換が可能であるデジタルデータのこと。
ブロックチェーン技術を活用して、データの透明性や信頼性を担保しています。
NFTについての詳細は、以下の記事からチェックしてみてください。

NFTアイテムであるため、改ざんや唯一無二のデジタルデータであることが証明されています。
NFT DressXでは現在、マサイ族をモチーフとしたマスクやコートなど130点以上が出品中。
購入したNFTファッションアイテムは、AR技術を活用して写真・動画等で着用可能です。
大手企業と提携したプログラムの提供
DressX(ドレスエックス)は、国際的にも有名なファッションスクール「ESMOD」と提携。
デジタルファッションスキルを習得したいESMOD卒業生や業界人を対象に、短期コースのプログラムを提供しています。
直近では、2022年10月24日より8週間のプログラムが開始され、30名の参加者を募集。
今後のデジタルファッションの普及に伴い、プログラムの需要はさらに増す可能性があるでしょう。
DressX(ドレスエックス)の提携事例

DressX(ドレスエックス)はこれまで、数多くの企業・プロジェクトと手を組み、独自のファッションアイテムを展開してきました。
特に以下のパートナーシップ提携では、DressX(ドレスエックス)に大きな注目が集まっています。
- Google:デジタルファッションコレクションの発表
- Roblox:ウェアラブルコレクションの発表
- Meta:アバターストアでのデジタルファッションを採用
Google:デジタルファッションコレクションの発表

DressX(ドレスエックス)は2021年11月、「Google」とコラボを実現。
同社が提供する「Google Pixel6」の発売をサポートするため、「Material You Collection」を発表しました。
本コレクションは、Android12で追加された新機能「Material You」をインスパイアして制作された、Google初のデジタルコレクションとなります。

サービスを横断して色調を統一し、統一感のあるデザインを施すフレームワークのこと。
Android史上最大のデザイン変更と目され、デザイン性がシンプルで美しいのが特徴です。
実際に6名の有名デザイナーを起用し、「Google Pixel6」を活用したユニークなデザイン制作が行われました。
仕上がったデジタルファッションは、英国内限定で無料公開されています。
Roblox:ウェアラブルコレクションの発表

2022年4月には、「Roblox」と提携を行い、独自のウェアラブルコレクションを発表しました。
日本をモチーフとした衣装やイベント用コスチュームなど、全12種類のコレクションを発表。
各ウェアラブルコレクションは、Roblox内の独自通貨「ROBUX」で購入が可能となっています。
50〜200ROBUX、日本円換算で最低400円程度から購入できるのが魅力でしょう。
比較的安価にファッションを楽しめる点は、Z世代ユーザーが多いRobloxにマッチしているといえます。
Meta:アバターストアでのデジタルファッションを採用

DressX(ドレスエックス)は、メタバース事業に力を入れる「Meta社」とも提携しています。
Meta社が提携するアバター専用ストアにて、DressX(ドレスエックス)が展開するアパレルを採用。
購入した衣類はSNSでの利用はもちろん、MetaQuest2内にてアバターに着用できるとのことです。
また、提供される衣類は1,000円程度となっており、現在各国で段階的に販売が始まっています。
メタバースの第一線を走るMeta社との提携は、DressX(ドレスエックス)の将来性にもプラスに影響するでしょう。
プラットフォーム内でデジタルファッションが話題になれば、さらにDressX(ドレスエックス)の認知が拡大するかもしれません。
Meta社が提供するメタバースについては、以下の記事を参考にしてくださいね。

【スマホ版】DressX(ドレスエックス)の始め方・購入方法

DressX(ドレスエックス)は、スマホアプリから手軽に始められます。
スマホアプリであれば、カメラ機能を活用してその場でデジタルファッションを試着できます。
気に入ったデジタルファッションは、そのまま購入することも可能です。
DressX(ドレスエックス)のスマホアプリの始め方は以下の通り。
- アプリのダウンロード
- チュートリアルを済ませる
- アカウントの作成
- デジタルファッションの購入
STEP1:アプリのダウンロード
まずは、DressX(ドレスエックス)のスマホアプリをダウンロードしましょう。
iOS・Android、お持ちの端末のアプリストアからダウンロードを進めてください。
STEP2:チュートリアルを済ませる
アプリダウンロード後は、チュートリアルを進めていきましょう。
アプリを開いて「NEXT」をタップ後、トラッキングやマイクアクセスの設定を行います。

次に、撮影のチュートリアルに入ります。
画面下にある赤丸で囲まれたデジタルファッションを長押しすると、動画の撮影が可能です。
撮影後は画面右のSNSアイコンから、撮影した動画の投稿が行えます。
最後に「LET’S GO!」をタップして、チュートリアルを終わらせましょう。

STEP3:アカウントの作成
チュートリアル終了後は、アカウント作成を済ませておきましょう。
まずは、以下の手順通りに作業を進めてください。

DressX(ドレスエックス)ではSNAPCHATやGoogleなど、既存のアカウントを用いた登録が可能です。
ここでは、メールアドレスを用いてアカウント作成を進めていきます。
「CONTINUE WITH EMAIL」をタップし、以下のアカウント情報を設定しましょう。
- メールアドレス
- パスワード
- 確認用パスワード
それぞれの入力後、「LET’S DRESSX」をタップします。

登録したアドレス宛に、DressX(ドレスエックス)からメールが届きます。
メール内のリンクをタップして、メール認証を行なってください。
上記の作業が完了すれば、DressX(ドレスエックス)上でデジタルファッションを管理できます。

STEP4:デジタルファッションの購入
次に、デジタルファッションの購入方法を見ていきましょう。
まずは購入したいデジタルファッションを選択し、「BUY」をタップ。
その後、アイテム詳細から「BUY PHOTO LOOK」をタップしましょう。

次に、「ADD YOUR PHOTO」をタップして、自身の写真をアップロード。
その後「CONTINUE TO CHECKOUT」をタップしてください。

あとは支払い方法を選択し、実際に購入していく流れです。
まとめ
DressX(ドレスエックス)の全体像やスマホアプリでの始め方を解説しました。
今回の内容をまとめると以下の通り。
- DressX(ドレスエックス)は、デジタルファッションを展開するプロジェクト
- 従来のファッションが持つ、環境負荷の課題解消がビジョン
- デジタルファッション以外にも、NFTファッションアイテムも提供
- Google・Metaなど、名だたる企業と提携しており将来性が高い
- DressX(ドレスエックス)はスマホから手軽に始められる
メタバースが広く普及を見せ、自身の分身となるアバターにこだわる人も増えました。
DressX(ドレスエックス)が展開するファッションアイテムは、メタバース上で個性を出したいユーザーのニーズを満たしてくれるでしょう。
まずはこの記事を参考に、DressX(ドレスエックス)からデジタルファッションに触れてみてください。