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FCバルセロナとレアル・マドリードがメタバース活動に関する商標を共同申請

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スペインの2大サッカークラブであるFCバルセロナとレアル・マドリードは、メタバースにおけるいくつかの要素について、商標を取得する為の申請を行いました。

両クラブは、暗号通貨ウォレットや仮想グッズの販売など、メタバースで行えるさまざまな活動やサービスを提供する機能を搭載したアプリケーションを導入しています。

スポーツチームは現在、新たな収益源を生み出すため、またフィードバックやファンとの関係を改善するために、自分たちの活動をメタバースに移行させています。

商標を担当する弁護士のマイケル氏は、この商標出願について最初にソーシャルメディアで報告し、8月5日に出願されたことを報告しました。

この商標出願は、2つのクラブが独自の暗号通貨ウォレットを提供する可能性を示しています。

また、この出願では、仮想現実ソフトウェア について言及していることから、メタバース上でのゲームソフトウェアの可能性も示唆されています。

この出願では、衣服、履物、ヘッドギアなどのバーチャルアパレルにも言及しています。

暗号環境とメタバースは、今回の商標出願を行った2つのチームにとって、新しいものではありません。

両チームとも、以前から暗号やNFTの取り組みに携わってきました。

レアル・マドリードは2020年に、NFTコレクター企業であるSorareと提携し、SorareのNFTマーケットで選手のコレクター品を提供できるようにしました。

この後、2021年にはサッカーチームがLAVAと提携し、観客向けにNFTの形でスマートチケットを発行すると発表しています。

FCバルセロナは、クラブに関する特定の決定に対してユーザーが発言できる独自のファントークンを発行するなど、暗号通貨の世界にさらに深く関与しています。

また、FCバルセロナは、NFTとメタバースはもはや十分に拡大戦略の一部であると報告し、3月にこれらの分野の製品にフォーカスする新しい部門であるBarca Studiosを立ち上げました。

さらに最近、この新部門のほぼ4分の1を、ファン参加型トークン企業のSocios.comに1億ドルで売却し、Web3およびメタバース領域におけるクラブの戦略を再構築する方向性を示しています。

サッカー界でもメタバース領域への積極的な進出が始まりました。

5月には米NBA(バスケットボール)とMLB(野球)でもメタバースに進出するという報道がありましたので、サッカーもこの流れに続く形になります。

例えばこのニュースにあるように、特定の試合のチケットをNFTとして販売したり、スター選手に関連するアイテムをNFTとして販売したりと、スポーツとNFT、メタバース領域の親和性は高いと言えるでしょう。

更に技術が進歩すれば、VRを用いてメタバース上でリアルタイムでの試合観戦も可能になるでしょう。

そうなれば、運悪くチケットが買えない人も、現地に向かうことができない遠方の人も、まるで会場にいるかのように試合を楽しむことが可能になります。

そんな未来は、案外すぐ近くにまで来ているのかもしれません。

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