
メタバースって最近よく聞くけどどうやって始めるの?

メタバースを始めるには鍵となるメタマスクが必要だよ。
今回は、メタバースを始めるための鍵となるメタマスクについてお伝えします。
メタマスクは仮想通貨のやり取りで使用するものですが、メタバースを始める際に必須のツールとなります。
この記事を読むことで、メタマスクの登録方法・始め方がわかり、メタバースを今すぐ体験することができますよ。
メタマスクとは

ニューヨークに本社を置くConsensys社が開発したEthereum系ブロックチェーンの通貨やNFTを一括で補完・管理できるソフトウェアウォレット
そもそもメタマスクとは、仮想通貨をやりとりするためのもの。
仮想通貨ウォレットと呼ばれます。
ウォレットは財布のことですね。
イメージとしては、仮想通貨を入れておくためのネット上の財布になります。

メタバースを始めるのに、なんで仮想通貨の財布が必要なの?

いい質問!解説していくね。
メタバースを始めるためにはメタマスクが必要

メタバースの多くは、ブロックチェーンという仮想通貨と同じ技術を使ったプラットフォームとなっています。
なので、仮想通貨をやりとりするための財布(ウォレット)が必要となるんですよね。
それがメタマスクと呼ばれるもの。
メタバースプラットフォームで主なものを挙げると、The Sandbox、Decentraland、Cryptovoxelsといったもがあります。
これら全て仮想通貨ウォレットであるメタマスクを接続することで利用することが可能。
不思議なことにアカウント登録が不要。メタマスクを接続するだけなんです。

アカウント登録不要って新しいね。

そう、メタマスクを繋ぐだけでOK。
メタマスクはChromeブラウザの拡張機能のひとつ

メタマスクは、仮想通貨を入れておくための財布(ウォレット)です。
ネット上の財布のため、始めるにはまずGoogle Chromeのブラウザにアプリを追加する必要があるんですよね。

アプリということは、お金かかるの?

無料だよ。
メタマスクの始め方、登録方法

まず、Google Chromeを立ち上げ「ウェブストア」と検索してみてください。
「Chrome ウェブストア – 拡張機能」というのがChromeに機能を追加するためのサイトになっています。
メタマスクと検索すると、キツネのアイコンのMetaMask(メタマスク)というアプリが出てくるので画面の流れに沿って登録してみてください。
登録の際に表示される「シークレットリカバリーフレーズ」というものはとても大切なものとなります。
必ずメモをとっておきましょう。

メモメモ…。

パスワードよりも大事なものだよ。
メタマスクの登録手順

ChromeにMetaMaskの拡張機能を追加して、アプリを開くと出てくる画面。
初めての人は右の「ウォレットを作成」を選びます。

任意の新しいパスワードを入力します。

シークレットリカバリーフレーズは超重要!
「ここをクリックします」をクリックしてフレーズを表示させ、1Passwordのようなパスワードマネージャーに保存するか、メモを取るなどして無くさないようにしましょう。

直後にちゃんとメモ出来てるかテストされるので、フレーズ通り順番に単語を選んでいきます。
メタマスクのシークレットリカバリーフレーズは超重要

メタマスクを始める際、パスワードとはまた違う見慣れない言葉「シークレットリカバリーフレーズ」という言葉が出てきます。
これがとても大事なものなんですよね。
超重要な注意点をお伝えしておきます。
メタマスクのシークレットリカバリーフレーズは絶対に誰にも教えてはいけない
メタマスクは仮想通貨を入れておく財布。仮想通貨だけでなく購入したメタバースのアイテム(NFT)等も紐づけられています。
これが人の手に渡ってしまったら、財布を盗まれたも同然。
そして絶対に戻ってくることはありません。
「シークレットリカバリーフレーズを教えてください、入力してください」というものを見かけたらそれは詐欺だと思ってください。
シークレットリカバリーフレーズを実際に使うのはパソコンを買い替えたり、別のパソコンにMetaMaskを入れる時だけ。
メタマスクのシークレットリカバリーフレーズを忘れてもダメ
また、シークレットリカバリーフレーズを忘れてしまったら最後。
入っている仮想通貨やNFTを取り出すことは二度とできなくなってしまうんです。
パスワードを忘れて再発行するという経験をされた方もいると思いますが、シークレットリカバリーフレーズにはそいったものが存在しません。
忘れたら最後。
絶対に忘れないようにメモをとって金庫に入れたりしておきましょう。
銀行のカードや通帳よりもある意味大事なものと言えます。

ひゃーこわい!

気をつけようね。
メタマスクはスマホアプリ版もある

メタマスクはPCやMacの場合、Google chromeの拡張機能として使用することができます。
実はiPhoneやAndroid等のスマホアプリもあるんですよね。
ただし、メタバースプラットフォームはスマホに対応していなかったり、メタバースに入れても一部の機能しか使えないものがほとんどです。

スマホでも使えるなら便利だよね。

そうでもないんだ。
メタマスクのスマホアプリ版をオススメしない理由

常に持ち歩くスマートフォン。その中に仮想通貨ウォレットであるメタマスクが入っているのは少し危険。
紛失した時に不正に利用された時のダメージが大きすぎるんですよね。
仮想通貨やNFTを全部ごっそりと盗まれてしまう危険があります。
スマホでメタバースをフルに楽しむことはできません。
メタバースを楽しむのが目的であれば、スマホアプリ版は利用しない方が無難です。

なるほど確かに危険。

スマホで使う用途がなければ極力使わないことをオススメするよ。
実際にメタマスクを使ってメタバースを始めてみよう

今回はSandboxを例にして、実際にメタバースの始め方を解説します。
解説すると言ってもとても簡単。
メタマスクをSandboxのサイトに接続するだけなんです。
アカウント登録不要。
まずSandboxのWebサイトにアクセスします。

右上のサインインのボタンをクリック。

サインインの方法がいくつか表示されます。
メタマスク(キツネのアイコン)をクリック。

署名を要求するポップアップ画面が表示されます。(メタマスクにログインしていない場合はここでメタマスクのパスワードを入力する必要があります。)
「署名」ボタンをクリック。
これでSandbox、メタバースにログインした状態となります。
メールアドレスの登録や住所、電話番号等の登録が不要なんですよね。

ウォレットを接続するだけなんだね。

そう、とても簡単なんだ。
メタマスク・フィッシング・ディテクションについて
Google Chrome拡張機能のMetamaskアプリには「MetaMask Phishing Detection(メタマスク・フィッシング・ディテクション)」というフィシング詐欺などの疑いのあるサイトをブロックしてくれる機能が備わっています。
遭遇する確率は低いですが、色々なウェブサイトを閲覧していると下記画像のような警告画面が出てくることがあります。

この画面が出てきた場合は、サイトの安全性が確認出来ていない場合は閉じた方が良いかもしれません。
安全性が確認できているサイト、またはよく知っているサイトの場合は「continuing at your own risk」というリンクをクリックすれば、その先に進みサイトを閲覧することができます。
安全なサイトであっても、MetaMaskの誤判定でブロックリスト入りしている場合もあるため、この画面が出たからといって全てのサイトがフィシングサイトという訳ではありません。
逆にこの画面が出なかったからといって100%安全なサイトということもないので、いずれにせよ仮想通貨関連のサイトを訪問する際は注意をするようにしましょう。
アカウント登録不要の世界が始まる

通常、Web上のサービスを新しく使う場合は、氏名、住所、クレジットカード等の個人情報を入力しますよね。
メタバースやWeb3といったブロックチェーンという仮想通貨と同じ技術を使ったプラットフォームではこれが不要になります。
メタマスクがあれば、それを接続するだけでメタバースの世界に入ることができちゃうんですよね。
これってすごいことだと思いませんか?
今後はメタバースやNFTといったブロックチェーンを使ったサービスが確実に増えて来ます。
そうした時に必要となるのがメタマスク。
始めるのは無料でとても簡単です。
いつかあなたもメタマスクを始めることになります。
今のうちから始めておいて損はありません。
あたらしい世界に今のうちに飛び込んでいくことをお勧めします。