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IBMとSWIFT、今秋にもWeb3分野に焦点

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WeaveSphereは、IBMとEvokeが共同で開催する技術カンファレンスです。

2022年のテーマは「Evolving Technology for the Future」(未来に向け進化していく技術)で、Web3の分野に加え、ブロックチェーンやメタバース、フィンテック等、様々な新しい分野に焦点を当てます。

同カンファレンスは、11月15日から17日にかけて、トロントで開催される予定です。

200人のスピーカー、150のスタートアップ、そして5,000人以上の参加者が見込まれています。

WeaveSphereのエグゼクティブプロデューサーであるPatrick Kasebzarif氏は、このカンファレンスの目的について、次のように述べています。

「WeaveSphereは、学術、研究、産業の架け橋となり、イノベーションを加速させ、新しいアイデアを呼び起こします。

学術関係者、研究者、開発者、創業者、投資家、業界リーダーが、テクノロジーによってビジネスや社会を変えるという共通の目標を達成できるような、繋がりを作ることを目標としています。」

WeaveSphereは1991年に第1回が開催され、今年で32回目となります。

イベントでは技術講演、ワークショップ、ピッチコンテスト、研究発表、アワードプログラムなどが行われる予定です。

また、世界的な決済ネットワークであるSWIFTも、Web3の分野に目を向けています。

SWIFTもWeb3に対してIBMと同様のアプローチをとります。

2022年のハッカソンをWeb3分野に集中させ、この分野の優秀な人材を集めてイノベーションを喚起することを決定したのです。

ハッカソンとは、ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を掛け合わせて造られた造語です。ITエンジニアやデザイナーなどが集まりチームを作って、決められたテーマに対してそれぞれが意見やアイデアを出し合います。そこからアプリケーションやサービスを開発し、その成果を競い合うイベントのことです。

SWIFTは、「デジタル資産は業界の誰にとっても重要なテーマであり、すでに市場の多くの有力者が取り組んでいる」と述べています。

そこで、SWIFTの2022年ハッカソンは、9月6日から23日の間に開催され、特にデジタル資産の相互運用性と所有権についてのイノベーションを狙います。

相互運用性については、より高速で安価なコインや、トークン化された取引を提供する新たなソリューションを探します。

一方、所有権については、参加者は複数のチェーンにまたがる所有権の追跡可能性に目を向けることになるでしょう。

IT黎明期から業界を牽引してきたIBMと、世界的な大規模決済ネットワークであるSWIFTも、今秋から更に勢いを強めてWeb3分野に進出していくようです。

SWIFTにおいて仮想通貨やNFTが取引されるようになれば、国をまたぐ資産の移動手段が増えることになり、仮想通貨やNFTの取扱高は、世界中で今以上の勢いで増えていくことになるでしょう。

またSWIFTは国家間の送金でも利用されるような大規模且つ安全な決済ネットワークなので、今後国家がWeb3やNFT、メタバースに本格的に参入していく足がかりになるのではないでしょうか。

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