メタバースECの事例を紹介!将来メタバースの店舗で買い物が一般的に?

メタバースEC
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オンラインショッピングをより現実のように店員さんとお話ししながら買い物ができる、メタバースECをご存じでしょうか。

インターネットで注文できるオンラインショップのおかげで、家やお店から遠いところにいても買い物ができるようになりました。

気づけばネット注文の生活が私たちに浸透して、10年以上が経ちました。

そして今は、時代はオンラインショッピングからメタバースECに移ろうとしています。

今回は、そんなメタバースECについて事例とともにご紹介します。

今後ビジネスとしてメタバースECへの出店を考えている方やメタバースECに興味がある方は、ぜひ参考になさってください。

目次

メタバースECとは?

メタバースECとは、メタバースプラットフォーム上に3Dデータを用いて店内を作り、店員や顧客はアバターを使ってコミュニケーションをとり、気に入れば購入することができるオンラインショップと実店舗の中間のような存在です。

これまでのオンラインショッピングだと、店員の方に相談しながら購入することができませんでした。

メタバースECでは、店員に相談したりおススメを聞いたりして、より実店舗に近い形で購入を検討することができます

もちろん、買うものが明確に決まっていて相談不要の場合は、従来のオンラインショップの利用をお勧めします。

メタバースEC出店のメリット・デメリット

メリット

メタバースECのメリットは大きく分けて2つあります。

一つ目は、実店舗と違い固定費・初期費用がおさえられる点です。

実際の実店舗のショップを開業する場合、外装と内装の工事費や家賃、その他設備などたくさんの開業資金が必要になり、セレクトショップ開業であれば400万円から1000万円必要といわれています。

メタバースECだと3Dデータ化など開発費で予算として数百万円〜必要になります。

二つ目は、既存のメタバースプラットフォームを使用するため、一からの設計や集客をする必要がないという点です。
既に構築されてユーザーが遊んでいるワールドに設定することで、ゼロからの集客が不要になります。

ただし、実店舗と同様にメタバースECのショップに足を運んでもらうための呼び込みや宣伝は必要になります。

デメリット

メタバースECのデメリットは、通信環境に左右されてしまう点です。

スマホの場合、現状メタバースで遊んでいてしばらくするとスマホが熱をもってしまい、長時間使用することは難しいという問題があります。

接客していると顧客のアプリが落ち、急にログアウトしてしまうということにもなりかねません。

PCの場合でも、スペックが低いと処理速度が遅くなりタイムラグが発生しコミュニケーションが取りづらくなります。

酷い場合、乗り物酔いのような感覚が起こりVR酔いをしてしまうかもしれません。

このようなケースが増えると、接客の良し悪しに関係なく顧客が遠のいていく可能性は十分にあります。

ただし、今後メタバースが普及していくに従い少しずつ改善されていくと思いますので、成長痛のようなものと考えましょう。

メタバースECの事例3選

実際に営業しているメタバースECの事例を3つご紹介します。

スマホで気軽に参加できるものもあるので、お試し感覚で遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

ハイブランド DIOR

DIORでは2020年5月に、パリのシャンゼリゼ通りの店舗を再現したバーチャルブティックをオープンしました。

取扱商品はフレグランスやボディケアなどのアイテムが中心です。

操作性も簡単で陳列されている商品をクリックすると商品説明の画面が開き、操作を続けるとオンラインショップと繋がっておりそのまま購入もできます。

メタバースECが気になっているけど、いきなり店員に話しかけられるのはちょっと気が引けるという方もいるかと思います。

DIORの場合は、店員がいないので話しかけられないことと、他のユーザーと画面が同期されないので一人でのんびり見て回ることができるのでおすすめです。

その他にも年に6回ほど製品や店内で流れているアニメーションを変えているので、定期的に見に行きたくなる工夫がされています。

DIORバーチャル店舗はこちら

百貨店 仮想伊勢丹新宿店

仮想の新宿が舞台のメタバースプラットフォーム「REV WORLDS」で伊勢丹新宿店が営業しています。

地下1階には実際の店舗をリアルに再現したデパ地下があり、商品はオンラインストアと繋がっているのでそのまま購入できます。

実際の店頭スタイリストが不定期に出現しオンライン接客もしてくれるそうです。

その他にも、お笑いコンビのEXITがプロデュースするアパレルショップ「EXIEEE」のショップや東京国立博物館・東京国立近代美術館のコラボギフトショップ、美容関連ショップ、日用品など伊勢丹ならではのこだわりのあるお店やイベント開催をしています。

今後、集客が見込めるようになれば専門の店員が駐在するのではないでしょうか。

仮想伊勢丹新宿店はこちら

アパレルファッション BEAMS

BEAMSはすでに4度メタバースイベントの「バーチャルマーケット」で出店しています。 

実際に取り扱いのある商品やメタバース上で着用できるアバター用の服の販売をしており、その他にもコラボ商品やキャンペーンと目白押しのようです。

実店舗のショップスタッフや社員を含め50名ほどが交代で接客にあたると発表されています。

ちなみに、バーチャルマーケット2022 Summerが2022年8月13日から8月28日まで開催されていますので、お時間ある方は見に行ってみてはいかがでしょうか?

スマホやPCブラウザからもアクセスできます。

バーチャルマーケットのイベントはこちら

まとめ:今後のメタバースECの広がりに期待!

事例で紹介した3件をみても、今後メタバースECは急速な広がりに期待が持てそうですね。

Dior以外でもTommy Hilfiger、Ralph Lauren、FENDIなどのハイブランドも続々とバーチャル店舗を展開しています。

日本に目を向けてもメタバースイベントが増えているので、今後の展開に期待したいものです。

今後メタバースECが拡充していくと、専門の店員の人員確保や教育が必要になってくるでしょう。

メタバースを利用したことがある方は増えてきていますが、仕事として接客を行うとなると別物です。

来店した顧客にリピートしてもらうために、店員にデバイスの使い方や接客のマニュアルを作成し研修を行い、より足を運んでもらう工夫が必要になってきます。

そういったビジネスがどんどん増えていくと、よりメタバースの世界が盛り上がりそうですね。

メタバースEC

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