メタバースでフィットネス体験ができるのをご存じでしょうか。
コロナ禍で外出頻度も減り、お家で過ごす時間が増え運動不足が気になっている方も多く、ジョギングなど気軽に始められる運動が人気になりました。
メタバース関連でも各社楽しみながら運動できるデバイスやアプリの開発が進められていて、長続きできる工夫がされています。
今回はメタバースで楽しめる運動不足を解消することを目的としたヘルスケアサービスについてご紹介します。
あなたも一緒にメタバースで運動して健康を手に入れませんか?
VRバイクでフィットネス
フィットネス分野でいま一際目立っているのがVRバイクです。
VRバイクはお手持ちのロードバイクを使ってメタバースでサイクリングしたり、レースをしたりして楽しむことができます。
メタバース上で行うメリットは、現実世界のように、人が飛び出して来てぶつかったりする心配もありません。
また、外の天候を気にすることなく、少しのスキマ時間でも運動できるところが魅力的です。
今回はVRバイクアプリの中でも注目の2社をご紹介します。
VZFIT(ブイゼットフィット)
VZFITは専用のバイクはありませんので、対応可能なバイクとセンサーを準備する必要があります。
加えてVRゴーグルのMeta Quest 2の準備が必要です。
景色の映像はGoogleストリートビューが使われていてGoogleストリートビューで表示されている所だとどこでも走ることができます。
他のユーザーと一緒に走ることもできるので、ユーザー同士の交流を楽しめるのも魅力の一つです。
また、VZFITは歩行モードがあり腕を振ることでGoogleストリートビューの景色を散歩して楽しめます。
Zwift(ズイフト)
Zwiftも専用のバイクは販売しておらず、条件を満たしたもので自分好みの市販されているバイクやその周辺の取り付け器具を用意します。
一から調べてバイクを選んだりする必要があるため、初心者には少しハードルが高いところが難点です。
映像はアカウント登録しお手持ちのPCやタブレットで表示します。
バイクに器具をつけることで選んだコースによって上り坂では負荷がかかりペダルが重くなったり、逆に下り坂の時はペダルが軽くなったりします。
ゲージが貯まるとアイテムがもらえるのでアバターを着せ替えたりバイクをカスタマイズしたりしてオリジナルのアバターを作っても面白そうですね。
その他にも視点やアングルを変えたり、友達と待ち合わせて一緒に楽しんだりすることもできます。
さぼり癖のある人は友達と曜日と時間を決めて一緒に走ってみてはいかがでしょうか。
YouTubeに始め方や使い方の動画がたくさんアップされているので、日本人のユーザー数が多いということが分かります。
本格的に使用しているプロの方からロードバイク初心者の方まで幅広く動画がありましたので、お好みの方を探してみても面白いかもしれません。
VRChat ラジオ体操部で朝活
メタバースプラットフォーム「VRChat」内でラジオ体操部が行われています。
ユーザー同士で集まってラジオ体操をするというシンプルなもので、特に正式なスタッフという人もおらず、決まった時間におのおのワールドに集まり毎朝6時からラジオ体操をしているようです。
ラジオ体操の映像を見ながら体を動かすので、ラジオ体操の動きが分からない方でも安心して参加できます。
VRChat自体はVRゴーグルなしでも遊べますが、こちらのラジオ体操はVRゴーグルが必須となります。
VRゴーグルで参加することでアバターも同じように体を動かしてくれるので一体感があってなかなか楽しそうです。
緩い部活感覚で参加できるのも面白いですね。運動不足の方や毎朝の習慣にしたい方におすすめです。
気になる方は、Twitterで#VRCラジオ体操 で調べて参加している方の投稿を見てみてください。
毎朝6時に集まってラジオ体操をしています!
— クリーヴァ(ゆ)@VRラジオ体操お兄さん (@kleava) August 1, 2022
1日の始まり、終わりなど生活リズムの基点に
運動不足の解消に
第1はkleavaが
第2は下の表を参考にjoinしてください
スタッフ、ポスターは随時募集中!#VRCラジオ体操
CM(作@m_tutino): https://t.co/5tvZlSH6ZZ
ディスコ鯖 :https://t.co/PHC68MHCEY pic.twitter.com/Nm6Ib3TpAG
Black Box VR ジムでゲームをしながらトレーニング
アメリカにある店舗型のVRフィットネスジム「Black Box VR」ではゲームをしながら鍛えることができます。
従来の筋トレするジムと異なり、Black Box VR ではVRゴーグルを装着し、ケーブルのついたハンドグリップを握りトレーニングをします。
ゲームのストーリーを進め、レベル上げをしたりスコアを上げたり、会員同士トーナメントで競ったり、普通のゲームさながら楽しむことができます。
これまでのゲームのイメージはどちらかというと不健康なイメージがついていたかと思いますが、Black Box VRの存在はこれまでのゲームのイメージを覆すものになりそうですね。
身体を鍛えるためにBlack Box VRへ行くのではなく、ゲームをクリアするためにBlack Box VRに目的が変わる人も現れるでしょう。
将来的には、家庭でも使えるように改良を進めていくようです。
RIZAPメタバースフィットネス
その他にも企業向けのメタバースを活用したフィットネス として、oVice株式会社とパーソナルトレーニングジムのRIZAP(ライザップ)が共同で運営している健康経営促進サービス「RIZAPメタバースフィットネス」があります。
oViceは、ウェブ上で自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話しかけられる2次元のビジネスメタバースのサービスです。
テレワークにおけるバーチャルオフィスやオンラインイベント、オープンキャンパスなど、さまざまな場面で活用されています。
「RIZAPメタバースフィットネス」の サービス内容は、 各15分のRIZAPトレーナーによるオンラインレッスンを週2回「oVice」で受けることができます。
対象者は、oviceを既にご利用の企業・団体、もしくは新規契約の企業・団体となっていて、一般の個人の参加は今のところできないようです。
料金は、月額30,000円~(税込み33,000円~)(※契約人数によって料金が異なります、*専用スペース利用料込、最低契約期間3か月)となっています。
まとめ:メタバースで体を動かしながら仲間ができる!
メタバースで運動してフィットネスで体を動かす最大のメリットは天候に左右されず自分のタイミングでできることです。
外でジョギングやバイクで走るにしても、日本には雨の日が続く梅雨があったり、台風や冬には電車の運行が止まるほどの大雪があったりと1年に数回外に出るのを拒まれる日が訪れます。
「今日は雨降っているからやめておこう。」と1日だけのはずが気づいたら2日3日4日と続き、結局フェードアウトしていたなんて経験した方も多いのではないでしょうか。
1度休んでしまうと癖になってしまうんですよね。
筆者をそのタイプなのですごく分かります!
こんなことが理由でさぼり気味になってしまう方は、いつでもお家で気軽にできるの、VRバイクとVRChat ラジオ体操部がおすすめです。
長続きしない理由が飽き性ということであれば、ゲーム性を楽しみながら鍛えられるBlack Box VR ジムのようなサービスがおすすめです。
現状日本にはまだ展開していませんが、RED° TOKYO TOWERを中心にメタバースで遊べるアトラクション施設が増えてきています。
今後アトラクション施設が浸透してきたらBlack Box VR ジムのようなメタバースのゲームをしながら鍛えられるジムが検討されていくのではないかと考えています。
いずれにしても運動やフィットネスが一番長続きする秘訣は、自分のくせを知り自分に合った方法を見つけることが最適です!