メタバースとか色々と新しい言葉が出てきてよくわからないよね。
そんな人のために理解するための用語をまとめたよ!
最近の世界は進み方が早過ぎて、付いていけてない方いませんか?
大丈夫!私も全然ついて行けてないです!
でも、何となく流行に疎いと思われたくないから、キーとなる言葉ぐらい覚えておきたいですよね。
そこで、こちらの記事ではメタバースを理解するために覚えておくと役立つ用語を集めました。
あ行
- アイトラッキング
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アイトラッカーと呼ばれる専門の機械で眼球運動を分析して、人々が「どこを・どのように・いつ見ているか」などを明らかにする生体計測手法です。 取得したデータを分析し、よく見られていた場所や、見る順序、全く見られていなかった場所などを明らかにします。アイトラッキング技術を用いることで、3Dアバターの目を動かしたり、視点移動の入力としても利用できるなど、より没入感のあるVR体験が実現します。
- IPビジネス
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「IP」はIntellectual Propertyの略で「知的財産権」のことです。自らが作成した商品のデザインや仕様、記事などのコンテンツは、知的財産としての価値を持ちます。IPビジネス(アイピービジネス)は、そのような知的財産をライセンスとして販売するビジネスモデルのことです。アバターやキャラクターによるライブや、NFTを利用したグッズ販売など、IPビジネスはメタバースと親和性が高いため、大きな可能性を秘めています。
- IPD調整
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IPD(アイピーディー)とは、Inter Pupilary Distance(瞳孔間距離)のことです。左目と右目の瞳孔がどの程度離れているかを表す数値。VRヘッドセット上のIPDを正確に調整することにより、鮮明な画像が得られ、目の疲れを軽減できます。IPDが合わないまま遊び続けると斜視になるリスクも存在すると言われており、しっかりとした調整は必要不可欠です。
- アウトサイドイン方式
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VRデバイスの位置トラッキング用センサーには、「インサイドアウト」と「アウトサイドイン」の2つの測定方式があります。「アウトサイドイン」は、センサーが独立していて、外部に設置した端末を使ってヘッドマウントセットの位置を測定する方式です。 Oculus RiftやHTC Vive、PlayStation VRなどがあります。また、トラッキング方法もレーザーを使う方法とカメラを使う方法の2種類があります。
- Axie Infinity(アクシーインフィニティ)
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Axie Infinityは、ベトナムで開発されたNFTゲームです。アクシーというモンスターをプレイヤーが飼育し、対戦させて、取引するという育成ゲームです。ゲーム内のモンスターやアイテムなどはNFTでの売買が可能となっているため、プレイしながらお金を稼ぐことが可能です。2種類の独自の暗号資産(仮想通貨)があり、取引所で売買可能なアクシー・インフィニティ・シャード(AXS)とゲームをプレイすることでプレイヤーに付与されるスモール・ラブ・ポーション(SLP)があります。
- あつまれ どうぶつの森
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あつまれ どうぶつの森は、任天堂より2020年3月20日に発売されたNintendo Switch用ゲームソフト。「あつ森」の略称で人気の作品です。キャッチコピーは「何もないから、なんでもできる」。複数の人が集まってオンラインゲームとしてもプレーでき、有名ブランドがゲーム中の服を提供するなどしていることからメタバースの要素があるとされています。
- アバター
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ゲームやネットの上の仮想世界で自分自身の「分身」として動作するキャラクターのことを指します。
- Unreal Engine(アンリアルエンジン)
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Unreal Engine はEpic Gamesにより開発されたゲーム制作に必要な機能を統合したゲームエンジンです。リアルなビジュアルと没入的体験を作り出す世界で最もオープンで、高度なリアルタイム 3D制作プラットフォームです。
- インサイドアウト方式
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VRデバイスの位置トラッキング用センサーには、「インサイドアウト」と「アウトサイドイン」の2つの測定方式があります。「インサイドアウト」は、VRゴーグル自体に搭載されているセンサーで周囲の状況を把握して、ヘッドマウントセットの位置を測定する方式です。 Meta Quest2などがあります。
- イーサリアム
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イーサリアム(Ethereum)はヴィタリック・ブテリン氏によって開発されたブロックチェーン・プラットフォームの名称です。分散型アプリケーション(DApps)やスマート・コントラクトを構築するための機能があります。このプラットフォーム内で使用される仮想通貨をイーサ(ETH)といいます。
- Immersive Avatars / Traditional Avatars(没入型アバターと従来のアバター)
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没入型アバターはユーザーの3D表現であり、仮想世界におけるあなたのペルソナのようなものです。ユーザー自身を投影したアバターを作成し、他のユーザーやメタバースプラットフォームと相互作用することができます。Web 2.0における従来のアバターは、例えばフォーラムでユーザーを表す単なるアイコンぐらいでした。アバターはほとんどの場合、対話することも動くこともありませんでした。一方、没入型アバターはインタラクティブであり、仮想世界で話したり、動いたり、踊ったりすることができます。
- インスタンス
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メタバース空間の中で自分だけ、または友達同士のみが入れる区切られた空間や部屋のことです。知人等と同一の空間でプレイするためには、同一のインスタンスに入場する必要があります。インスタンスに特定の入場制限を付けることも可能。
- Web3 (Web3.0)
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Web3(Web3.0とも言う)は、パブリック型のブロックチェーンを基盤としたインターネットの概念であり、次世代のインターネットの総称です。Web2.0は、今日のインターネットで知られている2Dのウェブサイトや、eコマースなど利用に加え、SNSや動画サイトに投稿など双方向のコミュニケーションを行うインターネット時代のことです。web2.0は政府や一部の大企業がコントロールしている中央集権的な構造を持っています。
一方、Web3は、
- Metaverse(メタバース)
- NFT(非代替性トークン)
- DAO(自律分散型組織)
- DeFi(分散型金融)
など、VRとブロックチェーンを基盤とした技術をベースに、ユーザーをデジタル環境により高いレベルで結びつけ、中央集権的な構造から脱却した自律分散型の社会を目指しています。
- WebVR(ウェブブイアール)
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WebVRとは、ウェブブラウザ上でVRデバイスの向き、位置、加速度などの情報を取得し、Webブラウザ上でVR体験を提供する技術のことです。
- ウォレット
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仮想通貨、暗号資産を保管しておく仮想の財布のことです。MetaMask、Phantom Walletなどが有名です。
- Walled Garden(ウォールドガーデン)
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ウォールドガーデンは、クローズドプラットフォームと似ています。クローズドなエコシステムであり、当該システム内で発生するすべてのオペレーションを制御する。メタバースでは、ユーザーが特定のルールのもと、提供されたツールを使ってコンテンツを作成することを許可する、個別の仮想世界またはドメインとみなされるでしょう。世界最大のWeb 2.0プラットフォームは、ほとんどがウォールド・ガーデンです。たとえば、Facebook、Google、Amazonなど。
- エアドロップ
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ICOで資金調達をしたいプロジェクトがキャンペーンの一環として自社で発行したトークンを無料でユーザーに配布することがあります。仮想通貨におけるAirdrop(エアドロップ)とは、直訳すると空から降ってくるという意味の通り、リリース直後の仮想通貨やトークンを無料で受け取ることができるイベントのことです。
- HMD(エイチエムディー)
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HMDとは、Head Mounted Display(ヘッドマウントディスプレイ)の略で、左右の目の視差を用いた立体映像によってVR(仮想現実)を表示する装置の総称です。
- HTC(エイチティーシー)
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HTC Corporationは、台湾を拠点とするスマートフォン・携帯情報端末メーカーです。 VRゴーグルではMetaと並ぶブランド力があり、最高品質のVR体験ができることに定評があります。VIVE PRO2、VIVE COSMOSなどのVRゴーグル が有名です。
- エコシステム
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エコシステムは元々は生物や植物がお互いに依存しながら生態を維持する関係を指す言葉です。それをビジネスに重ね合わせ、複数の企業が協力し、お互いの技術や資本を活かしながら共存共栄する仕組みのことを指すようになりました。Web3.0の世界観では個人ユーザーもエコシステムの一部となっています。
- FOV
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Field of Viewの略称で、視点を移動させず「見える範囲」のことです。VRヘッドマウントディスプレイの視野角は、VRコンテンツが上下左右どの程度の範囲に描画されるかを示します。
- Epic Games(エピックゲームス)
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Epic Gamesは、アメリカのビデオゲームおよびソフトウェアの開発・販売会社です。ゲームエンジンの「Unreal Engine」を開発し、「フォートナイト」や「Unreal」「Gears of War」など自社開発のゲームにも採用しています。
- FPS(エフピーエス)
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FPS (First Person Shooter)は、プレイヤーと操作するキャラクターの視点が一致する一人称視点のシューティングゲームのことです。
- NFT marketplace
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NFT(非代替性トークン)を売買できるマーケットプレイスのことです。有名なNFTマーケットプレイスにOpenSeaがあります。
- AR(エーアール)
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Augmented Reality(拡張現実)。現実の世界に投影されるデジタルオーバーレイ。ナイアンティック社の人気ゲーム「ポケモンGO」がARの良い例です。
- MR(エムアール)
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Mixed Reality(複合現実)。MRは、仮想現実と拡張現実の要素を取り入れた没入型体験で、ユーザーは仮想と現実のオブジェクトをリアルタイムで操作することができます。
- XR(エックスアール)
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Extended Reality(エクステンド・リアリティ)。またはクロスリアリティとも言います。「VR」「AR」「MR」「SR」といったすべての「リアリティ」用語を組み合わせたもので、現実にはないものを知覚できる技術の総称です。仮想世界と現実を融合させる画像処理技術はいずれもXRに含まれます。
- X3D
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X3Dとは、Web上で3次元グラフィックスを表現するための言語のひとつで、VRMLの後継規格となる3次元映像を表示する規格のことです。
- NFT(エヌエフティー)
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Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)は、ブロックチェーンベースのユニークな資産で、所有権を証明する方法であり、メタバースでますます一般的に使用されています。NFTは、デジタルアート、仮想不動産、音楽などのアイテムを表します。
- MMORPG(多人数参加型オンライン・ロールプレイング・ゲーム)
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Massively multiplayer online role-playing game 。MMORPGは、何百万人もの人々が共有スペースで遊び、交流するインタラクティブなゲームです。例えば、Minecraft(マインクラフト)やFortnite(フォートナイト)など。
- Oculus(オキュラス)
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もともとは独立した企業のVR製品のブランドでしたが、2014年にFacebook(現Meta)が買収し、Facebook傘下になりました。同社がFacebookからMetaに名称変更したことでOculusは消滅し、Metaに統合されました。
- お砂糖
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VRユーザーで使用されている言葉で、他ユーザーと恋愛関係になることを意味します。甘い関係から転じてお砂糖になったという説があります。他人に2人の関係を告げる際は「お砂糖報告」をすると言います。
- お塩
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VRユーザーで使用されている言葉で、他ユーザーとの恋愛関係を解消したことを意味します。
- OpenXR(オープンXR)
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OpenXRは、バーチャルリアリティおよび拡張現実プラットフォームおよびデバイスへのアクセスに関するオープンでロイヤリティフリーの規格のことで、様々なVR/ARプラットフォームでのデバイスやアプリ間の仕様の標準化に取り組んでいます。
- OpenSea
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OpenSeaは世界最大規模のNFT取引プラットフォームです。2017年12月にサービスを開始し、2022年8月現在では取引高は約310億ドル、8000万個以上のNFTが取引されてます。スマホでも取引ができ、アート作品以外にも、音楽やNFTゲーム内のアイテムなど様々なNFTが取引されています。
- Omni(オムニ)
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本格的なVR体験を実現するために開発されたゲーミング向けの歩行型VRデバイスです。専用シューズを装着し、床面を滑らせることによって、仮想空間上に動きを反映させることが出来ます。HTC社製のVR機器「VIVE」をはじめとするヘッドマウントディスプレイと併用することで、VR空間を自分の足で360度自由自在に歩いたり走ったりすることができ、リアルで没入感溢れるVR体験が可能です。
- Omniverse(オムニバース)
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広義には概念上可能なすべての宇宙(ユニバース)の集合のことです。狭義にはNVIDIA社が提供する3D設計コラボレーションおよびデジタルツイン・シミュレーションを構築するためのオープンプラットフォームのことです。
- Open Platforms / Closed Platforms(オープンプラットフォームとクローズドプラットフォーム)
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オープンプラットフォームは、ユーザーが独自のニーズに合わせてソフトウェアの一部の機能をカスタマイズ、編集、変更することを可能にします。オープンなソフトウェアはパーミッション・レスで、クリエイターが自由にコンテンツを開発することができます。また、サードパーティーがプラットフォームと統合して機能を追加することも可能です。その反対は、Closed PlatformまたはWalled Gardenと呼ばれる、他の製品との統合を許さないソフトウェアになります。Closed Platformの利点は、高度なセキュリティ、高機能、プラットフォーム提供者に代わっての拡張サポートなどです。
か行
- Crypto Currency(暗号通貨)
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クリプト・カレンシー。交換媒体として機能するように設計されているデジタル資産の事であり、取引は中央集権的で信頼できる国家を経由するのではなく、暗号技術を使用して分散型コンピュータネットワークによって検証され、記録が保持されます。強力な暗号によって、取引履歴の安全性が保障され、新たなコイン生成がコントロールされ、所有権の移転が確認されるものです。
- ガバナンストークン
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ガバナンストークンとは、分散型組織のプロジェクト(DAO)の運営に関わる議決権をもったトークンのことで、 例えばNFTゲームなら、開発に携わった関係者に付与されたり、ゲームをプレイしていく中で獲得できるものなどがあります。利用するユーザーや組織、取引増加によってトークンの価値が向上します。
- Cluster(クラスター)
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Cluster (クラスター)は、PC、スマートフォン、VR機器など様々な環境から集って遊べるメタバースプラットフォームです。 バーチャル空間での音楽ライブや発表会などイベントの他、ユーザー同士の交流の場として活用が進んでいます。ユーザーによって仮想空間上に自分のワールドを作成することができ、公開されたワールドでは誰でも参加ができます。
- クレデンシャル
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クレデンシャルとは、メタバースや仮想環境の認証などに用いられるID、パスワード、ユーザー名、暗証番号、生体パターンなどの識別情報の総称を意味します。「クレデンシャル情報」と言う場合もあります。
- CryptoPunks(クリプトパンクス)
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CryptoPunks(クリプトパンクス)はイーサリアムブロックチェーン上の代替不可能なトークンコレクションです。このプロジェクトは、カナダのソフトウェア開発者であるMattHallとJohnWatkinsonの2人が運営するLarvaLabsスタジオによって2017年6月に開始されました。8ビットスタイルで描かれたピクセルアートのNFTは世界最古のNFTとして高値で取引されています。
- ゲームエンジン
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ゲームエンジンとはコンピューターゲームの制作において、頻繁に利用される主要な振る舞いや処理をあらかじめ組み込み、制作をより効率的に行うためのツール・ソフトウェアの総称です。ワールドの作成も簡単に行えるため、VRアプリケーションの制作でも使用されています。ゲームエンジンは映像や音のリアルタイム処理をしていることから、インタラクティブアートなどの分野でも使われることもあります。代表的なゲームエンジンとしてはUnityやUnreal Engineなどがある。
- GameFi(ゲームファイ)
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Game(ゲーム)とFinance(ファイナンス)を組み合わせた造語です。ゲームにDeFi(分散型金融)の要素を掛け合わせたブロックチェーンゲーム全般のことを指しており、プレイすることでNFTやトークンなど、何らかの収益が得られるブロックチェーンゲーム全般を指します。たとえば、Axie InfinityやSTEPNなどがあります。
- KYC(ケーワイシー)
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KYCはKnow Your Customerの略で、銀行や証券口座などの開設時に求められる本人確認のことを示します。平成20年3月1日から犯罪収益移転防止法が施行されたため、金融機関等の一定の事業者が一定の取引を行う場合、顧客について本人特定事項の確認を行う義務があります。同法の対象とならない事業者・取引に関しても本人確認が行われる場合があり、スマホやPCを使用して、オンライン上で本人確認をかんたんに完結できるeKYCが普及しています。メタバースなどのデジタル世界においても必要性が論じられています。
さ行
- The Graph (ザ・グラフ)
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The Graphはアメリカのサンフランシスコに拠点を置く2018年創業のスタートアップで、Ethereumをはじめとするブロックチェーン上のデータをインデックス化して検索するための分散型プロトコルです。インデックス化とは目次を作るようなイメージで、データにアクセスしやすくなります。
- The Sandbox(ザ・サンドボックス)
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The Sandbox(ザ・サンドボックス)はイーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としたユーザー主導のゲームプラットフォームです。VoxEdit、GameMakerの無料ソフトウェアを使用し、誰でもゲーム内で利用できるアイテムやキャラクターなどを自作する事が可能です。また作成したオリジナルのアイテムをNFT化し売買したり、仮想空間上のLANDと呼ばれる土地を購入、もしくはレンタルをするなどが出来ます。
- 姿勢推定
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姿勢推定とは、機械学習により静止画から人間の関節や目鼻といった特徴点から座標データを検出し、人間の姿勢を検出・可視化する技術です。「人体検出」「骨格推定」とも表現される。
- 自然言語処理
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自然言語処理とは、人間が日常的にコミュニケーションとして用いている言葉(自然言語)を対象として、AI(人工知能)がデータを分析する技術で、言葉が持つ意味を解析し処理する技術の総称を表します。バーチャルヒューマン、ロボット、アバターなどにおいて、自然なインタラクションに不可欠な技術分野です。
- GPU
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GPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)は、グラフィックスとビデオレンダリングに特化したコンピューター技術です。プログラマーが魅力的な視覚効果やリアルなシーンを作成し、3Dグラフィックのレンダリングを加速させることができるため、メタバースを実現するための重要な役割を担っています。
- Snow Crash(スノークラッシュ)
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「メタバース」という言葉の元ネタは、ニール・スティーブンソンによる1992年のこのSF小説に端を発します。彼はこれをインターネットのVRベースの進化版と表現しました。スノウ・クラッシュでは、人間が3D仮想空間の中でアバターとして交流するメタバースの概要が描かれています。
- 3D Engines(3Dエンジン)
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ユーザーが仮想世界内で対話できる3Dグラフィックスを作成し、実現するソフトウェアです。代表的な3DエンジンはUnityや、Epic GamesのUnreal Engineなどがあります。
- Spatial Audio(スペーシャルオーディオ)
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音が立体的に聞こえるサラウンド効果のこと。仮想世界において、360度どこから音が聞こえてくるかを認識することができます。また、この音は距離感に基づいており、ユーザーが音に近づけば近づくほど大きくなり、逆に音源から遠ざかれば遠ざかるほど聞こえなくなることを意味しています。
- スクリーンドア効果
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VRヘッドセットを装着した際、ディスプレイに網目模様が見えてしまうことがあり、スクリーンドア効果(現象)と言います。 VRを装着した人の目とディスプレイが接近することにより、ディスプレイのドットとドットの間が見えてしまうことが原因で起こる現象です。
- スマートコントラクト
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スマートコントラクトとはブロックチェーン上で行われる契約のことであり、条件を満たすことで契約や取引が実行されるものです。 本人も第三者もデータを変更できず、透明性に優れた特徴を持っており、自動化により契約や取引がスピーディーにできたり、人為的なミスをなくしたりなど、複数のメリットがあります。
- 3DCG(スリーディーシージー)
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3DCG(3 Dimensional Computer Graphics)、または3次元コンピュータグラフィックスとは、3次元の立体空間で描かれるコンピューターグラフィックのことです。従来の2次元CGでは「縦」と「横」の空間、「面」での表現しかできませんでしたが、3次元CGでは「奥行き」が加わり、物体を「立体」で表現できるようになりました。ゲームやアニメをはじめ、多くの場面で活用されています。
- ステーブルコイン
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ステーブルコインとは、取引価格が安定することを目的に暗号通貨、法定通貨、または市場で取引されるコモディティなどと連動するよう設計されている暗号通貨のことです。従来の仮想通貨は価格変動が大きく、高騰や暴落を繰り返してきたため、投機的な意味合いで保有する人が多く、決済手段や資産保有としての安定性がないのが課題でしたが、ステーブルコインは米ドルや金などの資産と連動するように設計された仮想通貨のため価格が安定しているのが特徴です。
- Second Life(セカンドライフ)
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アメリカのサンフランシスコに本社を置くリンデンラボ社が運営を行うSecond Lifeは、インターネット上に存在する仮想世界(メタバース)のひとつです。ユーザーはSecond Lifeで現実の世界とは異なる生活を送ることができます。
- Social Immersion(ソーシャル・イマージョン)
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社会的な相互作用を誘発し、創造するメタバース体験。完全な社会的没入は、3.0へのウェブの主要な進化の1つです。
- ソードアート・オンライン
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ソードアート・オンラインは、川原礫(かわはら れき)によるライトノベルです。小説の他に、漫画、アニメ、ゲーム、テレビドラマなど様々な展開が行われています。主人公のキリトが次世代型VR(仮想現実)ゲーム「ソードアートオンライン」にログインしたまま意識だけがゲーム内に囚われ、他の1万人のプレイヤーとともに脱出するというお話です。メタバースが実現しつつある近年、再び注目を集めています。
た行
- DAO(ダオ)
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Decentralized Autonomous Organizations(DAO)は、分散型自律組織という意味で、ブロックチェーン技術上で運営するコミュニティ主導のデジタル組織です。DAOには従来の組織のような中央管理者は存在せず、ガバナンストークンと呼ばれる投票権を用いた投票によって組織に関わる意思決定が行われます。
- DApps(ダップス)
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Decentralized Applicationsの略称で、ブロックチェーンの仕組みを利用して実行されるアプリケーションの総称です。分散型アプリケーションとも呼ばれ、イーサリアムなどのスマートコントラクトを備えたブロックチェーンを基盤として構築されています。
- Digital Twin(デジタルツイン)
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英語で直訳すると「デジタルの双子」という意味になりますが、リアルな世界にある空間情報(現実の物体、存在、構造物など)を集め、デジタル上に再現する技術のことです。
- Digital Holograms(デジタルホログラム)
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人物や場所、物体をリアルに投影したホログラムを仮想空間内で再現すること。このオブジェクトは通常3Dで、あらゆる方向から見ることができます。つまり、メタバース内ではアバターがその周りを歩き、多くの場合、それとインタラクションすることができます。
- Teleporting(テレポート)
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空間を超えて離れた仮想的(あるいは物理的)な場所に瞬時に移動する能力。メタバースでは、通常ARやVR技術によって実現されます。
- Telepresence(テレプレゼンス)
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自分が物理的にいない別の場所にいるような感覚。これにより、ユーザーはその場にいるように見せたり、感じたりすることができます。
- Decentralization(非中央集権)
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ディセントラリゼーション。分散化という意味があります。複数のコンピューターで分散して記録する仕様を採用することで、特定の管理者がいなくてもデータの信頼性を担保することで、コントロールとパワーをより分散された民主的な構造に移行させるもの全般を指します。
- Digital Goods(デジタルグッズ)
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デジタルで無形の形態で販売または譲渡されるものを指す用語です。例えば、メディアや音楽ファイル、ビデオファイル、電子書籍、モバイルアプリ、オンラインコース、デジタルアートなどです。また、デジタルグッズは、オンラインゲームやその経済圏内のコミュニティで使用される仮想的な商品である場合もあります。
- Ticker Symbol(ティッカーシンボル)
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株式市場において個々の銘柄を識別するためにつけられる記号です。暗号資産(仮想通貨)でも用いられており、アルファベット・コードでBTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、XRP(リップル)などと表記されます。
- DeFi(ディーファイ)
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Decentralized Financeの略で、ブロックチェーンを基盤にした分散型型金融サービスの総称です。情報を1ヶ所のサーバーなどに集約して記録せず、複数のネットワーク参加者同士で分散させて記録する仕組みによって、中央管理者(金融機関など)を介せずに行う各種金融サービスや仕組みのことです。
- Decentraland(ディセントラランド)
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Decentralandはメタバースを代表するプラットフォームで、2015年より運営がスタートしました。のちにブロックチェーン技術の登場により、ブロックチェーンゲームへとシフトチェンジしました。空間内では独自の仮想通貨MANAを用いて、LANDと呼ばれるプラットフォーム内の土地や仮想空間内のアイテムなどをNFTとして取引し収益化をはかることも可能です。
- DEX(デックス)
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DEX(Decentralized Exchange)は、暗号資産(仮想通貨)を管理者の仲介がなくともユーザー同士で取引ができる分散型取引所のことです。ブロックチェーン上のプログラムによって暗号資産と他の暗号資産の交換取引を自動的に実行できる仕組みを持っています。有名なDEXとして、Uniswap、PancakeSwap、SushiSwapなどがあります。
- テレイグジスタンス
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テレイグジスタンスとは、バーチャルリアリティの一分野であり、現実世界の遠隔地にある物を近くにあるかのように感じながら操作などを行う環境を構築する技術およびその体系のことです。
- トークン
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「トークン」とは簡単に言うと暗号資産や仮想通貨のことです。既存の暗号資産プラットフォーム(ビットコインやイーサリアム、ネムなど)のシステムを利用することで、個人や団体により発行、管理されています。トークンは様々な目的に従い、DeFiトークン、ガバナンストークン、NFTなど種類は多岐にわたります。
- トラッキング
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VRの世界において、トラッキングはセンサーを通して現実世界における物体の位置を計測することで、その動きを感知する技術のことです。例えば、頭や手や身体などの動きを追尾し、現実世界とVR空間とでシンクロさせたり、ユーザーの目の動きから目線を認識(アイトラッキング)することができます。 VRトラッキングとも言います。
デジタルアセット-
アセット(asset)とは財産、資産のことを言います。デジタルアセットはデジタル化された資産のことで、メタバースにおける土地、衣服、その他の物品やアバターのことです。NFT化されたり、マーケットプレイスでの取引対象となることもあります。
な行
- NeosVR(ネオスブイアール)
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NeosVRは、チェコのSolirax社によって作成されたMMOバーチャルリアリティ・メタバースプラットフォームで、2018年にWindows向けにSteamで無料リリースされました。ユーザーが作成したアイテム、3Dモデルや画像をその場で共有でき、自由度が高いのが特徴です。また日本語にも対応しています。
は行
- VR(バーチャルリアリティ)
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Virtual Reality。一般にVRとも書かれるバーチャルリアリティは、通常デジタルヘッドセットで操作する没入型体験です。VRヘッドセットを装着すると、ユーザーは360°の視界を持つ仮想世界の中で動きまわり、対話することができます。
- Persistant Virtual Worlds(永続的な仮想世界)
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デジタルプラットフォームが誰も操作していない状態でも存在し続け、常に発展し続けるという考え方。
- Public Cloud / Private Cloud (パブリッククラウドとプライベートクラウド)
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パブリッククラウドは、複数の顧客に提供されるクラウド上のサービスで、プロバイダーによって管理されるリモートサーバー上で実行されます。ゲームやエンターテインメントのサービスは、「コントロール」が少し損なわれるパブリッククラウドで提供されるのが一般的です。プライベートクラウドは、他の企業や組織と共有することのないサービスです。プライベートクラウドの利点は、厳格な規制コンプライアンス基準を満たす厳格なセキュリティと、企業や組織がこれらのクラウド内でより多くの制御を行うことができることです。
- ファントムセンス
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ファントムセンス(VR感覚)とは、本来感じることのない感覚を感じる様子のことを言います。VRヘッドセットでは視覚と聴覚は感じることが可能ですが、現時点ではその他の感覚は感じることは出来ません。しかし、メタバースのユーザーから「触れた」「落下感覚」「温度」など擬似的に感じることがあるという報告があがっています。
- VRM
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VRMはVRアプリケーション向けの3Dモデルデータを扱うためのファイルフォーマットです。2018年4月に株式会社ドワンゴによりオープンソースとして提供されました。プラットフォーム非依存・横断型のファイルフォーマットで、人型のキャラクターやアバターをさまざまなアプリで使うことができます。
- VR Chat
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VRChatは、Graham GaylorとJesse Joudreyによって開発されたソーシャルVRプラットフォームで、米国の企業VRChat Inc.が運営しています。ユーザーがワールド(バーチャル空間)やアバターを自由にアップロードできるのが最大の特徴です。ユーザーは好きなアバターとなって、複数人で会話やモノの制作、売買など社会的な交流が可能となっています。
- VR SNS(ブイアールエスエヌエス)
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VR空間で他のユーザーと繋がることができるソーシャルネットワークサービス。VR空間のSNSでは、自分のアバターを介して他の人と直接話しているかのようにコミュニケーションをとったり、バーチャル空間の街を歩くことができたりします。
- VR酔い
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VR酔いとは、VRゴーグルを装着してVR映像を見ることや、メタバース体験をすることでめまいや吐き気、不快感などを感じる症状のことです。 「乗り物酔い」「ゲーム酔い」「3D酔い」などに似ています。
- プラットフォーム
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メタバース上でサービスが提供されている場。VRChatやclusterなどのコミュニケーションに主軸を置いているサービスや、RobloxやFortniteなどのゲームとして提供されているサービスなどがある。
- Brave
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BraveはBrave Software社によって開発されているウェブブラウザです。次世代のwebブラウザといわれており、従来のウェブブラウザより高速なこと、ネット検索することで仮想通貨「BAT」が獲得出来ること、広告をブロックできることが特徴となっています。
- フレームレート
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フレームレートとはソフトウェアによる処理で1秒間に描画されるフレーム(コマ)数のことです。fps (Frame Per Second)と表します。たとえば、60fpsは1秒間に60フレーム(60コマ)で記録されることを表します。
- Play to Earn(プレイトゥーアーン)
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Play to Earn (P2E)とは、プレイして稼げる仕組みが導入されたブロックチェーンベースのオンラインゲームのことです。
- Blockchain(ブロックチェーン)
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ブロックチェーンとは、データのデジタル台帳を作ることができる構造です。この分散型台帳は、暗号技術を利用して取引の確認と実行を行います。ビットコインやイーサリアムが最初のブロックチェーンです。
- Polygon(ポリゴン)
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Polygonとはイーサリアムブロックチェーンと互換性を持ったブロックチェーンネットワークです。イーサリアムがかかえるガス代の高騰や処理速度の問題などを解決するために作られ、スピーディーな取引と低いコストのトランザクションを提供するネットワークプロジェクト。
- White Paper
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ホワイトペーパーとは、マーケティングの世界では製品やサービスの機能解説や市場分析などを文書にまとめたものを指します。資金調達などのために、プロジェクト内容、市場規模、運営者情報、ロードマップなどを詳しく説明した報告書のことです。
ま行
- マーケットプレイス
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web3においては、NFTマーケットプレイスを意味します。主にメタバースやブロックチェーンゲームなどのプラットフォームでクリエイターが製作した土地やアバターなどのNFTを売買できる電子取引市場のことです。NFTを一次販売したり、利用者同士がそれぞれ保持しているNFTを仮想通貨にて二次販売したりできます。
- MANA(マナ)
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MANAはDecentralandのマーケットプレイスにおいてアイテムやコンテンツの支払いに使用されるデジタル資産(ERCトークン)です。
- マルチプレイヤーオンラインゲーム
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マルチプレイヤーオンラインゲーム (MMOG) とは、同時に数百人から数百万人という大規模なプレイヤーが参加できるオンラインゲームのことです。
- Metaverse Experiences(メタバース体験)
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メタバースを体験する方法は、没入型ソーシャルネットワーク、ゲーム、ワークショップ、パーティー、コンサートなど、様々あり、そこで何を体験するかが重要です。メタバースは3Dなので、スクリーン上でスクロールするのではなく、その中の世界で移動することになります。
- Mirrorworlds(ミラーワールド)
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現実世界をデジタル世界に描写することを差します。現実の都市や社会のすべてが1対1でデジタルツインとして再現された世界を「ミラーワールド」と呼ぶこともあります。
- メタ(Meta)
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旧Facebook社。正式名称はMeta Platforms, Inc。メタバース構築にフォーカスするために2021年10月28日に「Facebook」から「Meta」に社名を変更しました。
- メタバース
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メタバースとは、「メタ(meta)」と「ユニバース(universe」を組み合わせた造語です。仮想現実(VR)や拡張現実(AR)のようなテクノロジーを通した没入体験とコミュニケーションを実現するテクノロジーの総称のことです。
や行
- Unity(ユニティ)
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Unityとは、ユニティ・テクノロジーズ社が開発した3D/2Dのゲーム開発プラットフォームです。さまざまなゲーム開発に使われていて、一般的なテレビゲームだけでなく、スマホ用ゲームやパソコン用ゲームにも使われています。さらに、VR/AR/MR機器向けのコンテンツ開発にも対応しており、モバイル市場でのシェアは50%、VR/ARの市場でも2020年時点で60%を超えるシェアを誇ります。
ら行
- Ready Player One(レディ・プレイヤー・ワン)
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レディプレイヤーワンはアメリカの作家アーネスト・クラインによるディストピアSF小説。2045年、世界は深刻な地球温暖化とエネルギー危機にさらされ、社会的・経済的問題が雪だるま式に進行していき、人々はOASISと呼ばれるVRの「メタバース」に入ることで現実世界から「逃避」します。スティーブン・スピルバーグ監督によって映画化もされました。映画を見れば、メタバースとはどのようなものかを想像するのが簡単です。
- Low Code Platform(ローコードプラットフォーム)
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ローコードプラットフォームは、コンピュータプログラムを手作業でコーディングする代わりに、開発者が視覚的なユーザーインターフェースを通じてアプリケーションソフトウェアを作成できるようにするものです。WordPressは、ローコードプラットフォームの素晴らしい例です。
- Learn to Earn(ラーントゥーアーン)
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Learn To Earn (L2E) とは、「学んで稼ぐ」という意味で、勉強しながら仮想通貨が稼げる仕組みのことです。GameFi(ゲームファイ)と呼ばれるWeb3型のゲームの一種であるPlay to Earnから派生して生まれたと言われています。
- リフレッシュレート
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リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に画像を何回描画できるかを表すフレーム数のことです。単位はヘルツ (Hz) で表します。例えば、ディスプレイのリフレッシュレートが 280Hzの場合、画像は 1 秒間に280 回更新されます。
- 両眼視差
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両眼視差とは、右目と左目に映る像に生じるわずかな差異のことです。VRヘッドマウントディスプレイはこの視差を意図的に生じさせることで、映像を立体的に見えるようにしています。
- ルームスケールVR
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ルームスケールVRとは、VR(バーチャル・リアリティ)体験をする際に、ユーザーがVRヘッドセットを装着した状態で、現実世界の小規模空間を自由に動くことができる技術のことです。プレイ前にユーザーの動ける範囲を設定できるものもあります。
- レイテンシー(遅延)
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レイテンシー(latency)とは、ユーザーのアクションに対して、その後の応答に掛かる時間です。低レイテンシーは良好な状態で、遅延時間がほとんどないことを意味します。高レイテンシーは悪い状態で、要求されたリソースの返答までに長い時間がかかることを意味します。
- ロイヤリティ
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ロイヤリティ (royalty) とは、特許、商標、著作権などの知的財産権を利用するために利用者が権利者に支払う対価のことを言います。NFTにおいては、作品がn次販売された際に作品の権利者に支払われる報酬のことです。
- Roblox (ロブロックス)
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Robloxは、2006年にリリースされたオンラインゲーミングプラットフォームおよびゲーム作成システムです。ユーザーがゲームを作成し、共有したり、他のユーザーが作成したゲームをプレイしたりできます。2023年現在、Robloxの1日のアクティブユーザーは約5880万人に到達しています。
わ行
- ワールド
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メタバースプラットフォーム上に存在する特定の領域。ワールドごとに独自の世界観があり、それに共感する人々が集まることで、コミュニケーションをしたり、イベントが開催されるなど様々な活動が行われています。
- WAGMI(ワグミ)
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We Are Gonna Make Itの略。自分たちなら出来るという意味。