「メタバースは流行らないって聞くけど本当なの?」
「流行るならなぜ流行らないと言われているの?」
「流行るなら完全に流行する前に始めておきたいな」
このような疑問を解決します。
・メタバースが流行る理由
・メタバースが流行らないという誤解を生む理由
・メタバースが流行るための課題
・メタバースの始め方
この記事は、「メタバースは流行らないと聞いたけど、本当か知りたい」という方に向けて書きました。
結論からいうとメタバースは流行ります。理由も含めて詳しく説明していきますね。
また、「メタバースが何か良くわかっていない」という方は、まず↓の記事を見てから読んでみてください。
メタバースが流行る理由
ではさっそく、メタバースが流行ると言える理由を紹介していきます。
・オンライン化が急激に進んでいる
・メタバースの市場のポテンシャルが高い
・すでに流行の兆しは見えている
・大手企業がメタバース事業に注力している
・通信環境が整っている
・NFTが流行している
・ゲーミングPCの普及
・投資家たちが注目している
オンライン化が急激に進んでいる
メタバースが流行ると言える理由の一つ目は、「オンライン化の進行」です。
2019年の12月から”新型コロナウイルス感染症”の流行が原因で、仕事のリモート化や学校のオンライン授業が開始されました。
日常生活の面でも会話や買い物をオンラインで行うことも増え、リアル→デジタル化は進んでいると言えます。
IT先進国のアメリカは85%の企業がリモートワークを取り入れている※というデータもあります。
アメリカのトレンドは日本に遅れてやってくるので、日本のオンライン化が今後も進むことは間違いないでしょう。
このままオンライン化が進めば、メタバースは流行して人々の生活の一部になっていくというのは必然です。
メタバースの市場のポテンシャルが高い
2つ目の理由としては、メタバース市場のポテンシャルの高さが挙げられます。
米国のコンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」は、2030年のメタバースの潜在市場規模は5兆ドルに達する可能性がある※と発表しています。日本円に直すと約500兆円ですね。
このスケールの大きさを目にし、GoogleやFacebookなどの海外大手企業も続々とメタバース業界に参入しています。
有名どころでは、2021年10月にFacebook社が社名をメタバースから取った「Meta」と変更したことも大きな話題を呼びました。
これらのことから、メタバースには計り知れないポテンシャルがあることがわかりますね。
※マッキンゼーアンドカンパニー「Value creation in the metaverse」より
すでに流行の兆しは見えている
実は、メタバースの流行の兆しは見え始めてきています。
メタバースとして有名な「The Sandbox」の時価総額は2022年現在1,700億円以上※を誇り、すでに多くの人に利用されています。
海外ではメタバース空間に広告を打つというスタイルも流行してきており、今後も増えていくと予想されていますよ。
多くの企業がメタバースに参入しメタバースを使ったサービスも増え、日常生活に欠かせない存在になっていくというのは十分考えられます。
大手企業がメタバース事業に注力している
国内外の巨大企業がメタバース事業に注力している点も、メタバースが流行ると言える要因です。
大手企業が続々と参入していくことで、メタバース全体の認知度が上がっていくとともに市場価値も高まっていきます。
2021年10月Facebook社は社名を「Meta」に変更し、メタバース事業を主軸にしていく発表をしたことでも大きな話題を呼びました。
他にも、Google社が傘下のNiantic社(ポケモンGOの運営会社)で、AR開発ツールをしたり、Microsoft社がMicrosoft Tearmsのメタバース対応を発表しています。
国内企業では、エイベックス社やスクウェア・エニックスなどが有名メタバースのThe Sandboxに参入していますよ。
その他の大手企業も現在続々と参入しており、今後も流れは加速していくと予想されるためメタバースは今後流行ると言えます。
通信環境が整っている
通信環境が整っている点も、メタバースが流行る理由の1つです。
2022年現在、Wi-Fiや4Gなどの通信環境はもちろん5Gも普及し始めています。
5Gは、高速通信や同時接続数の増加など大きなメリットがあり、速い処理速度や多くの接続数が必要なメタバースとは相性が良いです。
後ほど説明しますがが、2003年にリリースしたセカンドライフが流行らなかった原因の一つが通信環境にあります。
通信環境が整っているからメタバースが流行るとは言ませんが、メタバースをプレイできる通信環境はすでにあると言えますね。
NFTが流行している
NFTの流行もメタバースが流行ると言える理由の1つです。
海外アーティストBeepleの「EverydaysーThe First 5000 Days」が約75億円で落札されたことは、世界を大きく震撼させました。
他にも海外ではCryptopunks、国内ではの有名ブロガーのイケハヤさんが創業者のCryptoNinjaなどが高い人気を誇っていますよ。
メタバースではランドやアバターなどのNFTアイテムをマーケットプレイスで取引して利益を出すことができます。
そのため、NFTとメタバースは深い関係性があり、NFTの流行はメタバースが流行る要因になりえます。
ゲーミングPCの普及
ゲーミングPCの普及もメタバースが流行る理由です。
現在FPSやMMORPGなど、高いスペックのパソコンを必要とするゲームが大きな人気があります。
ゲーミングPCは、高い処理速度を必要とするゲームに最適でストレスなくゲームをプレイできますよ。
メタバースも高いスペックを持つPCを必要とする場合があるため、ゲーミングPCの普及でメタバースをプレイできる人が増加していると言えます。
投資家たちが注目している
最後に、投資家たちが注目しているという点が挙げられます。
直近では2022年5月に、株式会社スタートトゥデイ創業者の前澤友作氏がWeb3.0関連の企業に100億円規模の投資をする「MZ Web3ファンド」を立ち上げたことも話題を呼んでいます。
また、Decentralandの仮想通貨MANAは現在約2000億円※の時価総額を誇ることも、投資家たちが注目していると言える要因です。
投資家たちが大きな期待を持っているメタバースは、大きな将来性を持っていると言えますね。
メタバースが流行らないと言われる理由
先ほどは、メタバースが流行ると言える理由についてお話ししました。
では、なぜメタバースは流行らないと言われているのでしょうか?順番に説明していきます。
・セカンドライフの失敗
・メタバース=VRという誤解
・導入するハードルの高さ
・日本人の生活スタイルに合っていない
セカンドライフの失敗
メタバースが流行らないといわれる原因としては、「セカンドライフ」が流行らなったというのが挙げられます。
セカンドライフは、2003年に米国のリンデンラボ社がリリースしたメタバースで、大手企業が参入するなど一時脚光を浴びましたが徐々に衰退していきました。
つまり、「セカンドライフが流行らなかった=メタバースは流行らない」という誤解があるというのが現状です。
セカンドライフが流行らなかった理由
セカンドライフを流行らなった理由を見てみると、メタバースはむしろ流行ることが見て取れます。
・ネットワーク環境が悪かった
・電子機器が未発達だった
・ブロックチェーン技術が未開発だった
・日本人のライフスタイルに合っていない
セカンドライフがリリースされた2003年は、回線は3GでWifiも今よりはるかにスペックが劣っていました。
また、スマートフォンも登場しておらずPCのスペックもまだまだ追いついていない状況でした。
もちろんブロックチェーン技術も未開発で、メタバース空間で稼いだお金を有効活用できるシステムも作られていませんでした。
つまり、メタバースを利用する環境が未発達だったため、セカンドライフは流行らなかったと言えます。
しかし、ITの急激な発展でメタバースを有効に使える環境が整ってきています。
このことから、セカンドライフの失敗はメタバースが流行らない理由にはならないことがわかりますね。
メタバース=VRという誤解
メタバースが流行らないとされる理由の2つ目は、メタバース=VRという誤解があることも挙げられます。
メタバースは無限に続く仮想世界のことで、VRはメタバースを現実のように体験できる技術を指します。
もちろんVR技術の発展が進めば、メタバースもより良いものになるのは間違いありませんが必須ではありません。
つまり、VR技術がなくてもメタバースは流行する可能性があるということがわかります。
メタバースとVRの違いについては、以下の「メタバースとVRは何がどう違う?具体例つきでご紹介!」をぜひご覧ください。
導入するハードルの高さ
メタバースが流行らないと言われる理由の3つ目は、導入するハードルの高さが挙げられます。
VRデバイスや高スペックなパソコンは高額なものが多く、「ハードルが高くて始められない」というのが現状ですよね。
後ほど詳しく説明しますが、VRデバイスは重量や酔いやすさなどの課題が残るため改善の余地があります。
メタバースはVRデバイスや高スペックなパソコンがなくても利用できますが、真に楽しむためにはやはり必要になります。
デバイスが安価になる、または必要なくなればメタバースが普及していく可能性は十分にありますよ。
日本人のライフスタイルに合っていない
理由の4つ目は、メタバースが日本人の生活・勤務のスタイルに合っていない点が挙げられます。
日本人は対面のコミュニケーションを重んじる傾向があり、コロナウイルスによってリモートワークが普及したもののまだ風潮は残っています。
コロナウイルスの影響が落ち着いてくれば、徐々に元の出勤スタイルに戻っていくことも十分に考えられますね。
現状のリモートワークの課題としては、Zoomを通した時の顔しか見えないことが挙げられます。
その点メタバースはアバターを通して身振り手振りや表情まで伝えられるので、日本の風潮は変わっていく可能性も十分に考えられますね。
現状は現実の模倣にすぎずユニークさがない
メタバースが流行らないと言われる理由の最後として、現状の模倣に過ぎずユニークさに欠ける点があります。
メタバースの現状は、アバターを通したコミュニケーションが取れるという点が特徴的で、現実と同じと言われてもおかしくはありません。
メタバースは仮想空間であり、多くの人は仮想空間に非現実を求めていると思います。
この点では、まだメタバースが流行する形にはなっていません。
後ほど説明しますが、メタバースはエンタメ面での訴求をもっと考えていくべきだと言えますね。
メタバースが普及するのに必要な課題
先ほどは、メタバースが流行らないという誤解を生んでいる理由についてお話ししました。
ここからは、メタバースが普及するために乗り越えるべき現状の課題について説明していきますね。
・初期費用の高さ
・VR機器の性能向上
・Web3.0自体の普及
・エンタメ方面の訴求強化
・スマホでも楽しめるようにする
初期費用の高さ
課題の一つ目は、メタバースにはVR機器やPCが必要で初期費用が高い点です。
「メタバースにVR機器は必要ないんじゃないの?」と思われた方がいると思います。
確かにVR機器は必須ではないのですが、仕事のメタバース化など人々の生活に完全に普及していくにはやはりVR機器は必要になってきます。
メタバースオフィスのHorizon Workroomsを例に挙げると、専用機器の「Oculus Quest 2」は、128GBモデルで59,400円と決して安い値段ではありません。
また、メタバースによって異なりますが、画質や同時接続数などの面で高スペックのPCが必要になってしまう場合もありますよ。
VR機器の性能向上
2つ目の課題点としては、VR機器の性能向上が挙げられます。現状の課題は以下などが挙げられます。
・重量が重めである
・人によってはVRに酔ってしまう
・操作性はまだ現実に劣る
VRゴーグルの重量は500~800g程度あり、長時間使用すると体に負担がかかり疲労が出る可能性があります。
また、乗り物酔いしやすい人は特に、使用すると慣れない仮想空間に酔ってしまう危険性もありますよ。
加えて、VR機器にはフルトラッキングといった体を連動できる機能もありますが、現実の使用感と同じとは言えません。
ですが逆に言うと、VR機器の価格や性能が改善されていけばメタバースが人々の生活の基盤になっていく可能性もあるということです。
Web3.0自体の普及
Web3.0の概念自体がまだまだ一般に普及していない点もあります。
Web3.0は、ブロックチェーンを基盤にした様々な技術のことで、主に以下の3つの技術が使われています。
・NFT|デジタルデータを唯一無二に
・仮想通貨|デジタル上にある通常の貨幣と交換可能な通貨
・DAO|従来と違うトップのいない組織構造
メタバースは以上のWeb3.0技術が使われており、メタバースが運営されていく上で必要不可欠な存在となっています。
The Sandboxを例に挙げると、NFT化された土地やアイテムが仮想通貨SANDによって取引され、いずれ組織もDAO化されると発表されています。
このような基盤となる技術は、現在一部の人にしか知られていません。
これらの技術が人々の生活に当たり前になっていけば、必然的にメタバースも普及していくと言えるでしょう。
エンタメ方面の訴求強化
メタバースのエンタメ方面での訴求を強めることも必要になってきます。
ゲームはもちろん、漫画やアニメなどとメタバースをコラボレーションさせれば、多くのファンを獲得してメタバースが流行る要因になりそうですよね。
特に、日本は漫画やアニメなどのコンテンツ大国であり、メタバースやNFTと非常に相性が良いです。
漫画などのコンテンツをメタバースやNFTと組み合わせ、国内外に売り出すことができれば世界的な人気になる可能性は十分に考えられますよ。
スマホでも楽しめるようにする
最後に、スマホでも気軽に楽しめるようにすることも必要と言えます。
メタバースをプレイするには最低PCが必要であり、スマホ版が導入されているメタバースは少ないのが現状です。
実際に、有名メタバースのThe SandboxやDecentralandではまだモバイル版のリリースはされていません。
スマホでもプレイできるようになれば、多くの人が利用できるようになりメタバース自体の普及にもつながります。
メタバースの始め方
先ほどは、メタバースが流行るための課題についてお話ししました。
ここからは、メタバースの始め方について詳しく解説していきます。始め方は以下の3つです。
・メタバースゲームをプレイする
・投資する
・VR機器を体験してみる
メタバースゲームをプレイする
まずはメタバースゲームを実際にプレイしてみる方法です。手順は以下の通りです。
・国内仮想通貨取引所に登録する
・海外仮想通貨取引所に登録する
・MetaMaskに登録する
・メタバースとMetaMakを接続してゲームを開始する
国内仮想通貨取引所に登録する
まずは仮想通貨取引所に登録します。
基本的に国内仮想通貨取引所のみ日本円を扱っているため、日本円と仮想通貨の変換に必要です。
また、メタバースではNFT化されたアイテムを専用の仮想通貨で取引して稼いでいくのが一般的です。
そのため、メタバースを遊びながら収益化することを目指すなら国内仮想通貨取引所の利用は必須ですよ。
次は、海外の仮想通貨取引所への登録です。
国内取引所では取り扱っていない通貨を入手するには、扱う銘柄数の多い海外取引所が必要になります。
例えば、2022年8月現在コインチェックはThe Sandboxの仮想通貨SANDしか扱っていません。
そのため、DecentralandやCryptboxelsなどの他のメタバースをプレイしたい人は登録が必要ですよ。
海外取引所でも日本円の入金は出来ますが手数料がかかってしまうのが現状です。
海外取引所の銘柄を入手するなら、国内取引所から任意の仮想通貨を送金し海外取引所で取引するのがベストです。
海外取引所のおすすめはBybit(バイビット)です。
バイビットは世界的に広く使われている仮想通貨取引所で、日本語に完全対応しているので困った時にサポートを受けられるメリットがあります。
- 180種類以上の取扱通貨
- 取引手数料が0.075%と安いだけでなく、Maker取引の手数料率が-0.025
- 完全日本語対応
- 最大レバレッジが100倍かつ追証なし
- クレジットカードで購入が可能
- スマホアプリ対応
レバレッジをかけた取引でも大損を防ぐことができるゼロカットシステム機能があります。
またNFTマーケットプレイスもあり、NFTゲームを楽しむユーザーにも人気です。
MetaMaskに登録する
続いてMetaMaskの登録です。MetaMaskはウォレットと呼ばれ、仮想通貨専用の財布にあたります。
メタバースは基本的に、MetaMaskと接続して必要に応じて仮想通貨を送金してプレイしていきます。
また、MetaMaskに仮想通貨を移しておくことで、取引所がハッキングされたリスクを未然に防げますよ。
メタバースとMetaMaskを接続してプレイする
最後に、任意のメタバースとMetaMaskを接続してプレイしていきましょう。
ほとんどのメタバースは、MetaMaskとの接続でアカウント作成が可能になります。
接続した後は、ゲーム内アイテムやランドの購入など必要に応じて、専用の仮想通貨を送金します。
送金する際は、メタバースごとに設定されているガス代(手数料)も含めた仮想通貨の数量を送金しましょう。
「メタバースを始めてみたいけど何から始めていいかわからない」という人は、以下の【初心者必見】これから始めるメタバース!おすすめプラットフォーム10選の記事をぜひご覧ください。
投資する
メタバースを始める方法の2つ目は、メタバース関連の仮想通貨に投資する方法です。
「メタバースをプレイするのはハードルが高い…」という人におすすめですよ。
メタバース関連の仮想通貨に投資すれば、自然とそのメタバースについて調べて理解を深められます。
また、ランドへの投資は高額となる場合が多いですが、資金力に余裕がある人はやってみるのもありです。
しかし、仮想通貨やランドは価格が安定しておらず、ハイリスクハイリターンの投資になります。
初めての人は、少額から仮想通貨投資を始めてみるのがおすすめですよ。
おすすめの投資先は以下の「メタバース関連の投資先は?おすすめの選び方などもご紹介!」で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
VR機器を体験してみる
最後にVR機器を体験してみる方法です。
初期費用は掛かりますが、メタバースを1番身をもって体験できますよ。
今後はメタバースゲームだけでなく仕事までもVR化・メタバース化されていく可能性は十分にあります。
おすすめのVR機器は以下の【2022年7月最新】メタバースにおすすめなVRゴーグル3選【選び方も紹介】の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
・メタバースは流行る
・メタバースが流行らないというのは誤解である
・メタバースにはまだ課題がある
・メタバースの始め方は様々
ということをお話ししました。
メタバースは、将来日常生活に欠かせない存在になる可能性は十分にあります。
これを機にメタバースに触れ、完全に流行ってしまう前に取り入れておくのはいかがでしょうか。
「プラットフォームが多くて選べない」という人は、世界的に人気なメタバースゲームのThe Sandboxがおすすめですよ。
The Sandboxの始め方は、「【今からでも遅くない】The Sandboxの始め方や稼ぎ方を徹底解説」をぜひ参考にしてみてくださいね。