Otherside(アザーサイド)はYuga Labsが開発したメタバースプロジェクトです。
Otherside自体はまだまだ進化の途中ですが、世界的に大ヒットしている「Bored Ape Yacht Club NFT」を開発したYuga Labsが主導するプロジェクトですので、大きな期待ができます。
今回は期待のメタバース「Ohterside」について詳しく解説します。
Othersideとは
See you on the Otherside in April. Powered by @apecoin pic.twitter.com/1cnSk1CjXS
— Yuga Labs (@yugalabs) March 19, 2022
Yuga Labsが開発したメタバース「Otherside」は、MMORPG(大規模多人数同時参加型オンライン・ロールプレイングゲーム)です。
Yuga Labsは、フロリダ州マイアミに本社を構えるNFTとデジタルコレクティブルを開発するブロックチェーン技術企業です。
2021年にWylie AronowとGreg Solanoによって設立されました。
2021年4月28日、Yuga LabsはBored Ape Yacht Club(BAYC)を立ち上げ、NFTプロジェクトCryptoPunksの記録的なNFTの取引量で一躍有名になりました。NFTの歴史において最も重要なプロジェクトの1つとなりました。
Yuga Labsはその後、ApeCoinとOthersideを含む、BAYCエコシステムのためのメタバースプロジェクトを立ち上げ、4億5000万ドルを調達し、評価額が40億ドルに達する資金調達ラウンドを完了しました。
Yuga Labsは、0.08ETH (210ドル)のNFTコレクションを立ち上げたところから、1年あまりで40億ドルの評価を受けるWeb3のトップブランドと変貌を遂げました。
Othersideのメタバース空間では最大1万人のプレイヤーが同時に交流し、ボイスチャットができるMMORPGとなっています。
それができるのも、Ohtersideがクラウドネットワーク技術、レンダリング技術において、プレイ環境やグラフィック描写がスムーズになるように開発したからです。
多くのユーザーを同時に集めるには、性能の向上は欠かせない部分となっています。
通常、このようなメタバースのプラットフォームはユーザーのプレイ環境に依存するところが大きいのですが、Othersideではマシンのスペックの高いユーザーでなくても、だれでもアクセスしやすいメタバースの実現を目指しています。
Othersideは自由度の高いメタバースプラットフォームになっており、メタバース空間でゲームをプレイしたり、いろいろなものを作ったり、他のプレイヤーと対戦したりといった、ワクワクするような体験を提供してくれます。
メタバース体験によりBAYC NFTの実用性はさらに広がり、プレイヤーはあらゆるサードパーティ製NFTをゲーム内に持ち込めるようになります。
他のメタバースと同じように、プレイヤーはOthersideの世界を自由に探索し、冒険に出かけたり、土地を所有したり、資源を収穫することができます。
Othersideの土地「Otherdeed」とは

Othersideは銀河系の一部で、中央のBiogenic Swampから無限の広がりへと連なる島々で構成されています。
- INFINITE EXPANSE
- COSMIC DREAM
- RAINBOW ATMOS
- CHEMICAL GOO
- BIOGENIC SWAMP
上記5つの島の上にコレクションとして構築された土地を「Otherdeed」と呼びます。
土地はすべてダイナミックNFTで、固定されたものではなく、ユーザーがゲーム内で行う操作によって常に進化するように設定されています。
土地はどれくらいある?
Othersideの土地を示す「Otherdeed」は、全体で20万区画あります。
プレイヤーはそのうちの10万区画を獲得することができ、残り10万区画はゲームの発展に貢献した人物に配られるとされています。
なお、55,000区画はローンチ初日で完売し、約24時間で約3億2000万ドル(約420億円)の売上を記録して大きな話題になりました。
現在、Otherdeedを購入するにはOpenseaでの二次流通がメインとなってきますが、土地はまだまだありますので、いつ新しい土地がローンチされてもいいように準備しておくとよいでしょう。
土地では何ができる?
Ohterside内の問いであるOhterdeedを買うのはいいものの、一体何に使うのか、疑問に思うかもしれませんが、基本的には他のメタバースと大きく変わりません。
Otherside内で買った自分の土地は、現実世界の土地と同じく、自分の好きなように家を建てたり、土地を売買したりすることができます。
4つのリソース

Othersideの土地には補充可能な資源であるアニマ(リサーチ)、オーレ(金属)、シャード(石)、ルート(木材)が存在し、ユーザーはこれらを収穫して利用することが可能です。
- Anima
- Ore
- Shard
- Root
各資源には3段階のレア度が設定されていて、中にはかなり希少な物もあるようです。
これらはOthersideの世界を形作るために使用する原材料となっています。
原住種族Koda

Othersideの土地にはkodaという原住種族が存在します。
Kodaは謎に包まれているため、どのように作用し、ゲームにどのような影響を与えるのか、詳しいことはわかっていません。
Kodaは10,000体存在しており、現在NFTは高額で取引されています。
Artifacts

Othersideの土地には、他の手段では作れないようなレアなものが散在しています。
「もし、あなたがアーティファクトを見つけたなら、それはこの世界が発展するための秘密が隠されているかもしれないと知っておいてください。」
と公式には説明があり、74種類存在するので今後の展開に大きく関わるアイテムとなりそうです。
Othersideの特徴は?

使用できるコイン
Othersideで使用できるコインは「ApeCoin(エイプコイン)」になります。
ApeCoinは、APEエコシスエムのネイティブ・ガバナンストークンとして機能します。
ApeCoinはすでにBybitなどの海外の大手仮想通貨取引所に上場していますので、資産価値もある仮想通貨です。
Ohtersideを楽しむために必要になりますので、ApeCoinを購入するために、海外の仮想通貨取引所で口座開設しておくとよいでしょう。
海外取引所のおすすめはBybit(バイビット)です。

バイビットは世界的に広く使われている仮想通貨取引所で、日本語に完全対応しているので困った時にサポートを受けられるメリットがあります。
- 180種類以上の取扱通貨
- 取引手数料が0.075%と安いだけでなく、Maker取引の手数料率が-0.025
- 完全日本語対応
- 最大レバレッジが100倍かつ追証なし
- クレジットカードで購入が可能
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レバレッジをかけた取引でも大損を防ぐことができるゼロカットシステム機能があります。
またNFTマーケットプレイスもあり、NFTゲームを楽しむユーザーにも人気です。
Otherdeedのランク
Othersideの大きな特徴が「Otherdeed」の存在です。
OtherdeedとはOthersideにおける土地のことで、5種類にランク付けされています。
2022年4月にプレセールが実施され、BAYCホルダーとMAYCホルダーへエアドロップでOtherdeedが付与されました。
- INFINITE EXPANSE(一般販売・および開発者用に配布された土地)
- COSMIC DREAM(一般販売・および開発者用に配布された土地)
- RAINBOW ATMOS(一般販売・および開発者用に配布された土地)
- CHEMICAL GOO(MAYCホルダーに配布された土地)
- BIOGENIC SWAMP(BAYCホルダーに配布された土地)
Othersideの中心部分にある「BIOGENIC SWAMP」は特に人気があり、最も価値が高い土地になっています。
トップクラスの取引量
OtherdeedはすべてのNFTの中で仮想通貨取引量がトップクラスに多くなっています。
世界中で人気のメタバース「Decentraland」や「The Sandbox」などの強力なライバルがいるなかで取引高が多いということは、それだけOhtersideが魅力的であるという証明となっています。
自分のNFTを持ち込める
Otherdeedでは世界中で人気のあるNFTキャラクターが利用できる点もポイントです。
公式サイトでのアナウンスでは、BAYC、MAYC、BAKC、CryptoPunks、Meebitsを持っているユーザーは、Otherside内のメタバース空間で操作可能な3Dモデルが入手できるようです。
もしこれらのNFTを持っていなかったとしても、SDKというツールを使って、自分のキャラクターをインポートして作成できます。
自分が持っているNFTをメタバースで自由に操作できるという体験は、Ohtersideの魅力を一段と高めてくれることでしょう。
まとめ
2022年7月16日、4,500人以上のOtherdeed NFTの所有者が初めてテストゲームに参加しました。Yuga Labsは壮大なOthersideの最初の旅が11部作のストーリーで始まることを明らかにしています。
OhtersideはYuga Labsという、世界でも有数のNFTコレクションが運営元についていますので、これまでのメタバースを超える人気になる可能性は十分にあります。
メタバース界で先行している「Decentraland」や「The Sandbox」と同じく、Othersideでもメタバース経済圏が確立すれば、Othersideの土地もさらに高騰することが期待できます。
NFTコレクションをメタバース空間に持ち込めるなど、これまでのメタバースの概念を大きく可能性がありますので、ぜひ今後の動きに注目していきましょう。
