アメリカの男子プロゴルフツアーの運営団体であるPGAツアーとトム・ブレイディが共同設立したWeb3ブランドであるAutographは、包括的な「デジタル・コレクティブルズ」NFTプラットフォームを構築する長期契約を締結したことを発表しました。
PGAツアーはAutographと協力して、競技のビデオ、データ、画像、その他の競技に関連する要素を取り入れたデジタル・コレクティブルズ・プラットフォームを構築します。
ゴルフファンは世界最高のPGAツアーゴルファーや、現在のフェデックスカップシーズンからのお気に入りの瞬間を描いたNFTを所有し、収集することが可能になるのです。
更にコレクターは他のプログラムの特典とともに、デジタルや対面、現場を含む限定の体験へのアクセスなど、幅広い実用性を備えた特典を獲得するチャンスがあります。
PGAツアー最高法務責任者兼ライセンシング担当EVPのレン・ブラウンは、「PGAツアーは、Autographと協力して、世界で最も才能あるゴルファーとスポーツの歴史における彼らの役割をより印象付けるデジタルコレクティブルを提供できることに興奮しています。」と語っています。
また、PGAツアー最高法務責任者兼ライセンシング担当EVPのレン・ブラウンは次のように述べています。
「ツアーは、ファンの皆様とゲームやお気に入りの選手との距離を縮める革新的な方法を常に模索しており、Autographチームと共にゴルフファンの新しい未来を築くことに興奮しています」
一方で、Autographの共同創設者兼共同会長のリチャード・ローゼンブラット氏もこう話しています。
「私たちのNFTシリーズの最初のプロリーグとしてPGAツアーを迎え、代表的なパートナーのリストにその名前を加えられることを大変嬉しく思います。」
「この1年間、私たちはNFTの技術を活用し、スポーツ、音楽、エンターテインメント、そしてファン同士が愛するアイコンをより身近に感じられるようにすることで、ファンコミュニティの未来を定義してきました。今回の提携により、新たな可能性を引き出し、我々のコミュニティがPGAツアーチームへの独占的なアクセスを提供できることを楽しみにしています。」
「Autograph と PGA ツアーの次の章に参加できることを大変うれしく思っています。NFTでゴルフ界を盛り上げることで、我々選手とファンとの間につながりが生まれるでしょう。」
本サイトでは、以前サッカーのメタバースへの進出についてご紹介いたしました。
人気のスポーツでは、特定のスター選手には芸能人のような人気があり、そういったスター選手に関するアイテムを集めたい、という需要を持ったファンが一定数います。
また他にも、実際に現場に行くことは難しいけど、なるべく現場と同じように楽しみたいという需要も大きいです。
こういった需要は、NFTやVR、メタバースといった領域と非常に相性が良いため、スポーツ業界のWeb3進出はこれからもどんどん進んでいくことが予想されます。
自分が追っているスポーツは今どうなっているか、チェックしてみると良いかもしれません。
日本ではまだそれほど話題になっていなくても、アメリカやヨーロッパでは既に大規模な計画が始まっているかもしれません。