
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)ってどんなプロジェクトなのかな?
特徴や使い方を初心者にもわかるように教えてほしい!
今回はこのような疑問を解決します!
- Ready Player Me(レディプレイヤーミー)の特徴
- Ready Player Me(レディプレイヤーミー)の使い方
- 作成したアバターをVRChat上で使用する方法
メタバースプラットフォームを利用する中で、アバターは自身の分身となる重要な役割を担っています。
それぞれのプラットフォームでアバター作成は行えますが、どうせなら個性的なアバターを作りたいと思う方も少なくないでしょう。
今回紹介するReady Player Me(レディプレイヤーミー)は、自分とそっくりなアバターを簡単に作成できると話題のサービスです。
この記事では、Ready Player Me(レディプレイヤーミー)の特徴・使い方について紹介します。
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)とは?

Ready Player Me(レディプレイヤーミー)は、3Dアバター作成のためのサービスです。
アバターの作成は自身の写真をアップロードするだけと、かなりお手軽な仕様になっています。
プラットフォームの開発過程で約2万人もの人物をスキャンしており、その写真情報から自身に近いアバターの自動生成を可能にしています。
また、プラットフォーム開発を行う企業にとっても、サービス活用メリットが大きいのも特徴です。
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)を導入することで、ツール開発の手間やコストを削減できます。
実際に3,000を超えるゲーム・VRアプリ等が、Ready Player Me(レディプレイヤーミー)を導入しています。
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)の特徴

Ready Player Me(レディプレイヤーミー)の持つ特徴は、以下のとおり。
- 高クオリティの3Dアバターを手軽に作成できる
- 大手プロジェクトとのコラボコレクションを展開
- 約76億円の資金調達を完了
それぞれ解説します。
高クオリティの3Dアバターを手軽に作成できる

Ready Player Me(レディプレイヤーミー)の最大の特徴が、手軽なアバター作成です。
上記でも紹介したとおり、自身の写真をアップロードするだけで、自動的にアバターが作成されます。
また、アバター生成後は顔や衣装など、豊富なテンプレートを用いたカスタマイズも可能です。
顔に関してはかなり細かな調整までできるので、自身の思い描くアバターを作り上げられますよ。
2023年2月には「DALL-E」のジェネレーティブAIを使ったアバター衣装作成機能が開始され、ユーザーがアバター衣装の特徴をテキストで指示することで、AIがその意図を理解し自動的に衣装を作成してくれる機能が追加されました。
例えば、「gradient that looks like sky during sunset over los angeles
(夕暮れ時のロサンゼルスの空のようなグラデーション)」と入力ことで、グラデーションのアウターがデザインされます。

大手プロジェクトとのコラボコレクションを展開
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)は、大手プロジェクトとのコラボを実現。
多くの有名プロジェクトとタッグを組み、魅力的なコレクションを展開しています。
例えば、NFTアートの代名詞である「Crypto Punks」とのコラボでは、保有者のNFT情報に基づいた個性的なアバターを入手できます。

また、デジタルファッションの大手である「DressX」ともパートナーシップを提携。
ヘビの脱皮から着想を得た「スネークコレクション」を、DressX NFT上で展開しています。

上記の大手プロジェクトとのコラボにより、Ready Player Me(レディプレイヤーミー)はユーザーからの注目度を高めています。
※DressXについての詳細は、以下の記事を参考にしてください。

約76億円の資金調達を完了
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)は、巨額の資金調達を完了しているのも特徴です。
Ready Player Me x @a16z
— Ready Player Me (@readyplayerme) August 23, 2022
We’ve closed a $56M Series B funding round led by @Tocelot from @a16z GAMES FUND ONE and @cdixon from @a16z crypto!https://t.co/YeVo5Xfl7b
ざっくり説明すると、企業の成長度合いに対して段階的に投資を行う仕組みのこと。
シリーズBはある程度実績が認められ、利益を出している企業が参入できます。
今回のシリーズBでは、RobloxやKingGamesの共同創業者も参加しており、かなり注目が集まったラウンドとなりました。
調達した資金は、今後のチームの拡大やツール開発に利用されるとのことです。
潤沢な資金により、サービスの利便性やアバターのクオリティがさらに高まる可能性がありますね。
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)の使い方

ここからは、Ready Player Me(レディプレイヤーミー)の使い方をチェックしていきましょう。
- アバターの作成方法
- アカウントの作成方法
- glbファイルのダウンロード方法
それぞれ順番に解説します。
アバターの作成方法
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)は公式サイトにアクセス後、すぐにアバター作成を進められます。
公式サイトにアクセスし、「Create Avatar」をクリックしましょう。

次にアバターの性別を選択します。
- Mansculine(男性的)
- Feminine(女性的)
- Don’t specify(どちらでもない)
上記の3種類から、いずれかを選択してください。

次に自身の写真撮影に移ります。
ここでは、その場で写真を撮る方法で作業を進めていきましょう。
「Take a photo!」をクリック、その後カメラマークをクリックして撮影を進めてください。

数分で自動的にアバターが生成されたら、細かな調整を行えます。
アバターで調整できる項目は、以下のとおり。
- 顔パーツ(輪郭・眉毛・目・目の色・鼻・口元など)
- 衣装(上下セット・メガネ・帽子・マスクなど)
自由度の高いアバター作成が可能なので、細部までしっかり作り込めますよ。

アバターのカスタマイズが完了したら、画面右上にある「ENTER HUB」をクリック。
以上でアバター作成が完了です。

アカウントの作成方法
アバター作成後は、Ready Player Me(レディプレイヤーミー)のアカウント作成を進めましょう。
アカウント作成を済ませることで、以下のようなメリットがあります。
- アバターの名前を設定できる
- アバターをメタバース上で利用できる
- アバターのglbデータをダウンロードできる
アバター作成後に、そのままアカウント作成も進めましょう。
まずは画面左下にある「Sign in」をクリックします。

次に、画面右上にある「Sign up」をクリックし、アカウント作成に移ります。

メールアドレス・パスワードを設定後、「Sign up」をクリックします。

入力したメールアドレス宛に、運営から認証用メールが届きます。
メールを確認し、「Verify email」をクリックすればアカウント作成完了です。

glbファイルのダウンロード方法
アカウント作成完了後は、アバターのglbファイルをダウンロードしておきましょう。
ざっくり言うと「アバターを構成しているファイル形式」です。
好きなプラットフォーム上にglbファイルをアップロードすることで、作成したアバターを利用できます。
glbファイルのダウンロードは、ホーム画面からダウンロードアイコンをクリック。

「Download Avatar as .glbfile」をクリックすれば、ダウンロード完了です。

プラットフォームによって、利用できるファイル形式が異なる可能性がある点に注意しておきましょう!
VRChatで作成したアバターを使用する方法

作成したアバターは、VRプラットフォームとして人気を集める「VRChat」内でも利用できます。

アメリカ発祥の大手ソーシャルVRプラットフォーム。
国内でも多くのユーザーに利用されており、日本語ワールドも豊富に展開。
NFTアートの展示会のみならず、就職イベントといったビジネスシーンでも活用されています。
実際に作成したアバターをVRChat内で利用するには、以下のとおり作業を進めていきましょう。
ホーム画面から「Discover Apps」を選択します。

提携しているプラットフォームの一覧の中にVRChatがあるので、「View app」をクリック。

「Connect avatar」をクリックして、アバターを登録します。
作成したアバターが一覧で表示されるので、使用したいアバターをクリックしてください。


「import to VRChat」をクリックし、アバターをプラットフォームに登録します。

あとは「Get app」をクリックして、VRChat公式サイトに移動し、ゲームを起動しましょう。
オリジナリティあふれるアバターに変更して、VRChatを楽しんでくださいね!

Ready Player Me(レディプレイヤーミー)でよくある質問

Ready Player Me(レディプレイヤーミー)でよく寄せられる質問は、以下のとおり。
- Ready Player Me(レディプレイヤーミー)は無料で利用できますか?
- 作成したアバターは商用利用できますか?
- 作成したアバターはCluster(クラスター)で利用できますか?
それぞれ解説します。
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)は無料で利用できますか?
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)は無料で利用できます。
大手企業とのコラボ衣装等の利用も、別途料金がかかる心配はありません。
作成したアバターは商用利用できますか?
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)で作成したアバターは、商用利用できません。
公式サイトには、アバターのライセンスが運営に帰属することが明記されています。
Ready Player Me アバターを作成するにはどうすればよいですか?
何千ものアプリやゲームと互換性のある Ready Player Me アバターを作成したい場合は、Ready Player Me Avatar Creator を使用してください。当社のウェブサイトで作成されたすべてのアバターは、ライセンスの下にあるため、非営利プロジェクトに使用することができます (クレジットを表示する限り)。
引用元:Ready Player Me公式ホワイトペーパー
作成したアバターをそのまま販売することのないよう注意してください!
作成したアバターはCluster(クラスター)で利用できますか?
Cluster(クラスター)上でアバターを利用するには、ファイル形式の変換が必要になります。
というのも、Cluster(クラスター)上のアバターはVRM形式を採用しているためです。
Cluster(クラスター)では有志が高クオリティのアバターを販売しているので、まずはアバター購入から検討してみるのがおすすめです。
Cluster(クラスター)の詳しい情報については、以下の記事を参考にしてください。

まとめ
ここまで、Ready Player Me(レディプレイヤーミー)の特徴・使い方を解説しました。
今回の内容をまとめると、以下のとおり。
- Ready Player Me(レディプレイヤーミー)は、3Dアバター作成プラットフォーム
- アバターの作成は自分の写真をアップロードするだけでOK
- コラボコレクションを展開・巨額の資金調達により将来性を感じられる
- 作成したアバターはVRChat等の人気プラットフォームで利用できる
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)を利用すれば、簡単に自身の姿をアバターに投影できます。
今後提携するプラットフォームが増えていけば、アバター作成でのスタンダードになる日が来るかもしれませんね。
ぜひこの記事を参考に、Ready Player Me(レディプレイヤーミー)でアバター作成を始めてみてください!