Samsungがメタバース体験「Space Tycoon」を発表
大企業は今、戦略の一環として魅力的なメタバースベースの世界を作ることに力の一部を注いでいます。
エレクトロニクス大手のサムスンは、メタバース・プラットフォームである「Roblox」内に構築された遊び場「Space Tycoon」を発表しました。
「Space Tycoon」は、サムスンの宇宙ステーションにある研究室で最新製品の研究を行うという設定です。資源を調達する「マイニング・ゾーン」、ゲーム・アイテムを購入する「ショップ」、製品を製造する「ラボ」という3つの特定のプレイエリアで構成されています。
このメタバースはZ世代のユーザーを楽しませることを目的としており、ユーザーは自分だけのサムスン製品を作って楽しむことができます。
また、この仮想世界では、プレイヤーのアバター用のアイテムを購入できるショップも併設される予定です。
「Space Tycoon」について、サムスン電子のコーポレートデザインセンターでエグゼクティブバイスプレジデントを務めるJinsoo Kimは次のように述べています。
「Space Tycoonは、多くのお客様が仮想空間の無限の可能性を体験できる遊び場として設計されています。Z世代のお客様に、今までにない方法でサムスン製品を体験していただきたかったのです。私たちは、現在と将来の両方のお客様に、より有意義で楽しいデジタル体験を提供できるコンテンツを紹介し続けます。」
サムスンはゲームやエンターテインメントにフォーカスしたいくつかのソフトウェアに取り組んでおり、この分野の主要なパートナーとともに、一連のプロジェクトを積極的に展開しています。
その一つが、NFTのマーケットプレイスとして人気の高いNifty Gatewayと提携して立ち上げたNFTプラットフォームで、このプラットフォームはサムスンのスマートテレビを通じてNFTを提供できるようになっています。
また、メタバース系のプラットフォームの開発を主な目的とするグループへの出資も行っていて、4月には韓国のメタバース企業であるDoublemeのシリーズA資金調達ラウンドに参画しました。
同社は1月には、メタバースの代表的プラットフォームである「Decentraland」にも自社ストアを開設しています。