こんな悩みを解決できる記事です。
仮想通貨の時価総額で「1位ビットコイン」「2位イーサリアム」につぎ、3位・4位がステーブルコインとなっており注目が集まっています。

ステーブルコインは通常の仮想通貨とは違い、米ドルや金などを担保することで価格の変動を少なく保っているのが特徴です。
また、ステーブルコインの仕組みには4つの型があり、コインの種類も100種類を超えています。
そのため「ステーブルコインってなに?」と疑問に思う方が多いかと。
この記事を読むことで、ステーブルコインの仕組みや種類が理解でき、さらにおすすめの銘柄まで知ることができますよ。
記事前半では「ステーブルコインの概要・特徴・仕組み」について、後半では「ステーブルコインのおすすめ銘柄と購入方法」について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
※「すぐにおすすめの銘柄を知りたい!」という方は、「ステーブルコインおすすめ銘柄3選」へどうぞ!
ステーブルコインとは?
ステーブルコインとは「価格が安定するように設計されたコイン(仮想通貨)」です。
現在、ステーブルコインは100種類を超え、コインによって価値を安定させる方法に違いがありますが、大きく4つのカテゴリーに分けることができます。
- 法定通貨担保型
- 仮想通貨担保型
- 商品担保型
- アルゴリズム型
カテゴリーによって担保するものは違いますが、それぞれの方法で価格が安定するように設計されています。
4つのカテゴリーを詳しく知る前に、まずはステーブルコインの特徴について理解しておきましょう。
ステーブルコインの特徴を知っておくことで、4つのカテゴリーがより理解しやすくなりますよ。
ステーブルコイン3つの特徴
この章では、ステーブルコインの特徴について解説していきます。
ステーブルコインの特徴を知ることで、通常の仮想通貨との違いを理解することができるかと。
ステーブルコインの特徴は3つ。
それでは1つずつ解説していきます。
価格が安定している
ステーブルコイン1つ目の特徴は「価格が安定している」です。
ステーブルコインは通常の仮想通貨よりも価格が安定しています。
なぜなら、ステーブルコインには法定通貨など価格を裏付けるものがあるのに対して、通常の仮想通貨は価格を裏づけるものがないからです。
たとえば、以下の画像は米ドルを担保しているステーブルコイン「Tether(テザー)」の全期間の価格変動幅です。

以下の画像は、同価格帯である通常の仮想通貨である「Polygon(ポリゴン)」の全期間の価格変動幅です。

2つを比較すると、テザーは100〜150円の幅で価格変動をしていますが、ポリゴンは40〜320円の幅で価格変動していることがわかりますね。
そのため、ステーブルコインである「テザー」の方が価格が安定しているといえます。
価値を裏付けるものがあるステーブルコインが、通常の仮想通貨よりも価値が安定しており、資産価値を失いにくいのが特徴です。
決済手段になる
ステーブルコイン2つ目の特徴は「決済手段になる」です。
決済手段になる理由は、ステーブルコインの多くは法定通貨を担保にしており、価格が安定しているからです。からです。
たとえば、米ドル/円の価格と米ドルを担保しているテザー、USD Coinの価格を比較するとわかりやすいかと。

米ドル/円に対し、テザーとUSD Coinは約0.01〜0.05円ほどしか差がありません。
そのため、ステーブルコインが法定通貨の代わりとなり、決済手段として利用できるといえます。
また、米ドルを担保にしている「USD Coin(USDC)」は、大手決済システム会社であるVISAやMastercardがパートナーであり、決済システムを開発しています。

そのため、ステーブルコインは法定通貨の代わりに決済手段として使われるように開発が進んでいくでしょう。
法定通貨と仮想通貨の両方のメリットを持つ
ステーブルコイン3つ目の特徴は「法定通貨と仮想通貨の両方のメリットを持つ」です。
ステーブルコインは法定通貨のように価格が安定しているのに加えて、仮想通貨の特徴でもある以下の3つの特性も備えています。
- 個人間での取引ができる
- 取引コストが低い
- 24時間どこからでも取引できる
銀行を通さず取引ができるので、時間的・金銭的コストを抑えることができます。
仮想通貨の特徴はブロックチェーンを理解することで理解を深めることができるので、以下の記事をぜひ参考にしてくださいね。

ステーブルコインの種類・仕組み
ステーブルコインは100種類を超えますが、大まかに4つの型に分けることができます。
以下がステーブルコインの4つの型です。
それぞれ仕組みが違うので、以下で1つずつ解説していきます。
法定通貨担保型
ステーブルコイン4つの型の1つ目は「法定通貨担保型」です。
「法定通貨担保型」のステーブルコインは、米ドルやユーロ、日本円などの法定通貨を担保にし、担保した法定通貨にコインの価格が連動するように作られています。
また、発行したコインの価格と同額の法定通貨を担保にすることでコインの信用性を高め、価格が安定する仕組みです。
そのため、4つの型の中でも「法定通貨担保型」の信用性がもっとも高く、ステーブルコインにもっとも多く使われてる型となっています。
また、価格の安定性・コインの信頼性が高いことから、将来的には決済手段として使われる可能性が高く、期待値が高くなっています。
以下は「法定通貨担保型」の代表的なコインです。
- Tether(USDT)
- TrueUSD(TUSD)
- USD Cion(USDC)
- Binance USD(BUDC)
仮想通貨担保型
ステーブルコイン4つの型の2つ目は「仮想通貨担保型」です。
「仮想通貨担保型」は名前の通り仮想通貨を担保にして価格を維持しています。
担保する仮想通貨はビットコインやイーサリアムなどの有名なコインであることが多いです。
その理由は、ビットコインやイーサリアムは他の仮想通貨に比べて価格が安定しているからです。
たとえば、以下の画像でビットコインが10%下落しても、他の仮想通貨の方が下落幅が大きいことがわかります。

そのため、仮想通貨担保型はビットコインやイーサリアムなどの有名なコインを採用することが多いです。
しかし、法定通貨に比べて仮想通貨は不安定です。
不安定な分、発行したコインの価格よりも担保する仮想通貨を多く用意する必要があり、ステーブルコインとしてあまり採用されません。
以下は、「仮想通貨担保型」の代表的なコインです。
- DAI
商品担保型
ステーブルコイン4つの型の3つ目は「商品担保型」です。
「商品担保型」はコモディティ型とも呼ばれ、金(ゴールド)や原油などの商品を担保して価格を維持する仕組みです。
商品担保型も同額分の商品を保有しておく必要があります。
特に金(ゴールド)は資産として安定しているので、商品担保型のコインも価格が安定しています。

以下は、「商品担保型」の代表的なコインです。
- Tether Gold(XAUT)
- Digix Gold(DGX)
アルゴリズム型
ステーブルコイン4つの型の4つ目は「アルゴリズム型」です。
「アルゴリズム型」は無担保型とも呼ばれ、市場の需要と供給のバランスを把握し、独自のアルゴリズムによってコインの発行量を自動調整して価格を維持する仕組みです。
つまり、コイン発行量の自動調節でコインの希少性を上げたり下げたりすることで価格を調整しているということです。
しかし「アルゴリズム型」は他の3つの型とは違って担保しているものがないので、コインの発行元が信用できるのか調べる必要があります。
以下は「アルゴリズム型」の代表的なコインです。
- USDD
- AMPL
- ESD
おすすめステーブルコイン3選
ステーブルコインは4種類の型があり、コインの種類は100を超えています。
なので「ステーブルコインを買うならどれがいいの?」って思う方が多いのではないでしょうか。
この章では、おすすめのステーブルコインを3つ紹介します。
以下がおすすめのステーブルコインです。
それでは1つずつ解説していきます。
USD Coin(USDC)

時価総額 | 4位(2022年11月現在) |
仮想通貨名 | USD Coin |
シンボル | USDC |
種類 | 法定通貨担保型 |
発行元公式サイト | Consortium |
「USD Coin(USDC)」はConsortiumが発行しているステーブルコインです。
法定通貨担保型で、Tether(USDT)と同じく米ドルを担保にしてUSDCが発行されています。
USDCは、ビットコイン、イーサリアム、テザーにつぐ時価総額4位(2022年11月現在)を誇っています。
VISAやMastercardなどがパートナーであり、決済手段として使われるという期待値も非常に高いです。
さらに、会計事務所から監査を受けているなど、米ドル所有に関しても透明性が高いのでおすすめのステーブルコインです。
tether Gold(XAUT)

時価総額 | 210位(2022年11月現在) |
仮想通貨名 | tether Gold |
シンボル | XAUT |
種類 | 商品担保型 |
発行元公式サイト | Limited |
tether G0ld(テザーゴールド)は、Limitedが発行している金(ゴールド)を担保にしているステーブルコインです。
Limitedは、時価総額3位のTether(テザー)を発行している会社でもあります。
テザーゴールドは金(ゴールド)を担保にしているため、価値が下がる可能性は低いといえます。
なぜなら、金は希少性がたかく、これまでに採掘された金の量は約18万トンで「競技用の50mプール3.8杯分」といわれているからです。
また、採掘されていない金の量は5万トンで「競技用の50mプール約1杯分」といわれており、10年後には金の採掘が終了してしまうため、さらに金の価値は高まっていくでしょう。

テザーゴールドの価値も上がっており、長期保有することでコインの価値も高まっていく可能性がたかいのでオススメです。
DAI

時価総額 | 12位(2022年11月現在) |
仮想通貨名 | DAI(ダイ) |
シンボル | DAI |
種類 | 仮想通貨担保型 |
発行元公式サイト | Maker |
「DAI(ダイ)」はMakerが発行しているステーブルコインです。
仮想通貨担保型で、ユーザーがビットコインやイーサリアムを預けることでDAIが発行される仕組みです。
最近では、USDTやUSDCなど(法定通貨担保型)のステーブルコインを預けることでDAIの発行ができるようになりました。
法定通貨型を預けて発行できるようになったことから、米ドルも担保にしていることになるため、さらに価格が安定する仕組みになっています。
また、DAIは「DAO(自律分散型組織)」が運用しているものであり、注目を集めています。
DAOで運用するため、中央で管理するものがおらず、世界中のDAI所有者みんなで管理しているため平等性・透明性が高いのでおすすめのステーブルコインです。
「DAOがよくわからない……」って方は、以下の記事に苦らしくまとめいているので、参考にどうぞ。

まとめ|ステーブルコインを買ってみよう!
いかがでしたか?
ステーブルコインとは「価格が安定するように設計されたコイン(仮想通貨)」です。
ステーブルコインは100種類を超えますが、大まかには4つの型に分けられます。
- 法定通貨担保型
- 仮想通貨担保型
- 商品担保型
- アルゴリズム型
それぞれ特徴や仕組みが異なるので、理解しておくとステーブルコインを買う際に役立つかと。
おすすめのステーブルコインは3つ。
- USD Coin(USDC)
- tether Gold(XAUT)
- DAI
ステーブルコインの購入を検討している方は、国内取引所・海外取引所の両方でアカウントを作っておきましょう。
なぜなら、国内の取引所ではステーブルコインを扱っていないからです。
しかし、以下の手順であればステーブルコインの購入は可能です。
- 国内取引所で仮想通貨を購入する
- 海外取引所へ送金する
- 送金した仮想通貨でステーブルコインを購入する
おすすめしたステーブルコイン3つは「Bybit(バイビット)」で取り扱われています。
バイビットは日本語に対応しているので、万が一の際も日本語でサポートをうけることができます。
また、国内の取引所は「GMOコイン」がおすすめです。
その理由は、国内最大級の取引所であり、初心者でもカンタンに仮想通貨を購入することができるからです。
そのうえ、送金手数料が無料なので、Bybitへの送金をお得に出来ますよ。
国内取引所を開設するならGMOコインがおすすめです。

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