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Web3.0におけるニュースプラットフォーム「Wortheum」が公開

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Wortheumは、デジタル報酬を通じてジャーナリストを獲得することを目的としたニュースプラットフォームです。

インドのDPoSブロックチェーンベースのニュースプラットフォームWortheumが、Hilton Garden Inn, Lucknow、Gomti Nagar、Lucknowで発表されました。

DPoSとは
ブロックチェーンの権限付与の方法の1つ。PoS(プルーフオブステーク)の発展形で、投票によって権限付与を実行する。

このプラットフォームは、シンガポールを拠点とする取引所Coinstoreに8月6日に上場し、シニア国際ジャーナリストのJaswinder氏がモデレーターを務めました。

上場の発表会では、ブロックチェーン技術の有用性とジャーナリズムでの活用について、EST Globalのビジョナリー会長であるSindhu氏からのバーチャルビデオメッセージが流れました。

その後、Wortheumの創設者兼CEOであるAshutoshが歓迎の挨拶で、このプラットフォームが市民ジャーナリズムの課題に対してどのように取り組んでいくのかについて語りました。

市民ジャーナリズムとは
専門の記者ではなく、一般の市民から募ったニュースを掲載するメディアのこと。
幅広いニュースが生の視点から語られている、というメリットがある一方で、記事のクオリティが担保できなかったり、投稿者の個人的な意見と事実が切り分けられずにニュースとして伝播してしまう、といった問題点もある。

「Wortheumは、インド初のブロックチェーンベースのニュースプラットフォームで、ジャーナリストに力を与えることを目的としています。私たちの目標は、このプラットフォームを拡大させて、インドのすべての村にまでその範囲を広げることです。 」と付け加えました。

CNBC Awaazの元マネージングディレクターであるAlok氏は、この会のパネルディスカッションの席で、「印刷物を利用する報道はジャーナリストにとって非常に困難なものである」と述べました。

市民ジャーナリストは、自分の目的を達成するためにたくさんの苦労をしています。今、Wortheumを介することで、ジャーナリストが自分の記事の報酬を正当に得ることが可能になります。

ジャーナリズムは現段階では多くの課題に直面していますが、Web 3.0が進化するにつれて、ニュースの所有者自身によってコンテンツが収益化されるようになるのです。

最高裁のブロックチェーン弁護士であるVarun氏は、「Web 3.0は人工知能とブロックチェーンに基づく分散型Webシステムであり、ブロックチェーン技術が大衆に普及すれば、多くの課題を克服するのに役立つだろう。」と述べています。

「例えば、以前は作詞家が曲を書くと一定の金額を得るに留まっていましたが、YouTubeや他のプラットフォームのような仲介チャネルが出現したことで、それらを直接収益化してより多くの利益を得ることができるようになりました。

しかしそのような仲介チャネルを利用しても、彼はその曲が生み出した価値の合計の最大10%程度しか得ることはできませんでした。

現在、新しくこのブロックチェーンの技術が到来したことで、仲介者の役割は終わり、すべてのジャーナリストは自身のコンテンツの完全な価値を得ることができるようになるでしょう。」とVarun氏は説明しています。

更に、従来のジャーナリズムでは、編集者がどのニュースを報道するべきで、どのニュースはそうではないのかを決めていましたが、Web 3.0では、今やすべてのユーザーが編集者である、ということも説明されました。

シンガポールの暗号通貨取引所Coinstore Exchangeのマーケティング責任者であるRamesh氏は、このブロックチェーン技術は革命的であり、将来的にWortheumのような分散型ニュースプラットフォームは、今までの個々に独立したジャーナリズムとは一線を画すものになるだろうと述べています。

8月6日、WortheumがCoinStore Exchangeに上場した後、このデジタル資産の取引が可能になります。

WortheumのCOOであるDev氏は、Wortheumの可能性について、「ジャーナリズムが永遠に続くように、私たちも成長し続けるでしょう」と述べています。ウォータム社CTOのヴィシャール氏は、ブロックチェーン技術の信頼性、ハッキングへの耐性を強調し、Wortheumは、安全且つ無制限に拡張可能である、と話しました。

Wortheumの創設者兼CEOであるAshutosh氏は、このプラットフォームではニュースを編集することはできても、削除することはできないと述べました。

このプラットフォームは、「自分のニュースは自分の責任」という原則に基づいて機能しています。

このプラットフォームでニュースを書いた人は50%の報酬を得るとともに、それを気に入った人も50%の報酬を得ることができるのだそうです。

このような開かれたメディアが実現すれば、今のメディアの在り方は大きく変化せざるを得ないでしょう。

ジャーナリストは、価値があると感じたニュースを自由に発信、収益化することができ、世の中に流れるニュースの量は大きく増えると考えられます。

そのような社会では、自分に必要で、且つ信頼できる情報を適切に集める能力、メディアリテラシーが今以上に必要になるでしょう。

Web3.0による新しい社会の到来を目前に、私たちも多くのことを準備する必要性がありそうです。

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